違法運搬されたライオンの子供、容疑者3人は隙を見て逃走―河北省保定市

Record China    2012年12月13日(木) 21時28分

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10日、中国・河北省保定市の高速道路で、現地警察は乗用車に積まれていたライオンの子供を保護した。写真は中国メディアの報道写真。

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2012年12月10日、中国・河北省保定市の高速道路で、現地警察は乗用車に積まれていたライオンの子供を保護した。人民ネットが伝えた。

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警察官は高速道路の料金所に入って来た乗用車の検査を行った際に、窓から車内に大きな檻(おり)があるのを発見した。さらに、車内からは獣特有の臭いが漂っており、車内を検査しライオンを見つけた。ライオンはまだ子供だったが、すでに近づくものを威嚇するほどの野性を身に付けていたという。

ライオンは中国の保護動物に指定されており、飼育や運搬に関して厳しく定められている。一般的には動物園や合法なショーを行う団体が飼育している。関連の証明書類を提示するよう運転手に求めたが、運転手は何も持っていなかったため、警察官はすぐに同市の森林公安局に連絡した。しかし、この隙に車に乗っていた3人が姿をくらました。

現在ライオンの子供は同市の野生動物保護センターで保護されている。同センターの職員によると、ライオンは順調に回復しており、健康と判断された後は、動物園も兼ねている同センターでほかのライオンと一緒に飼育し、市民に公開するという。当局によると、今回のライオンの運搬は関連書類を持たない違法なもので、すでに運搬に関与した容疑者1人の所在を突き止めた。現在ライオンの仕入れルートと運搬先について調べを進めている。(翻訳・編集/内山

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