木寺新大使が赴任へ「忍耐の外交」で関係改善なるか=志位氏「冷静な外交交渉で解決を」―中国メディア

Record China    2012年12月11日(火) 9時2分

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10日、まもなく北京に赴任する木寺昌人駐中国大使は、尖閣諸島を巡る日中関係の悪化について、「忍耐の外交」で中国との関係を改善させたいと述べた。写真は尖閣防衛ステッカーが貼られた北京のトヨタ車。

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2012年12月10日、まもなく北京に赴任する木寺昌人駐中国大使は、尖閣諸島を巡る日中関係の悪化について、「忍耐の外交」で中国との関係を改善させたいと述べた。 中国新聞網が伝えた。

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木寺大使は取材に対し、「日中は尖閣をめぐって対立状態にあるが、この時期に大使として赴任するにあたり、最も重要なのは忍耐」だと語った。

また、木寺大使は、両国は「政冷経冷」に陥っているが、その打開に全力を尽したいとの考えを示し、「政治にはマジックやミラクルもなく、地道に『忍耐の外交』を行い、対中関係を改善させたい」と述べた。

また、日本共産党の志位和夫委員長は9日、メディアの取材に対し、尖閣問題には触れるべきではないとの見方を示し、「手を出せば『力対力』になる。だからこそ外交交渉によって問題を解決しなければならない」と述べた。

志位委員長は9日、党首討論会において、「日中の対立が深刻さを増せば、武力衝突の危険が訪れる。だからといって日米同盟の強化や自衛隊の強化などは絶対にやるべきではない」と語った。

また、志位委員長は、「すでに我々は中国側に日本の立場を明確に伝えており、中国の公船を尖閣諸島海域に入れるような行動は取るべきではないと伝えている」として、「両国は冷静な外交交渉によって解決することが大事だ」と強調した。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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