スペイン外相、マフィアの大規模摘発は「中国人のみを狙ったものではない」と説明―中国メディア

Record China    2012年11月11日(日) 18時41分

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9日、スペイン警察が10月に実施した大規模なマフィアの摘発作戦について、スペイン外相は「中国人のみを狙ったものではない」と説明した。写真はバルセロナ。

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2012年11月9日、スペインのマルガージョ外相は中国メディアに対し、10月にスペイン全土で行われた大規模なマフィア摘発作戦について、「中国人のみを狙ったものではない」と説明した。新華社が伝えた。

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10月15日にスペイン警察が実施した「エンペラー作戦」では、中国人マフィア100人以上が逮捕されたとの報道があり、現地の華人社会から「中国人を標的にしている」との批判が相次いだ。マルガージョ外相は「今回の作戦は違法な犯罪活動を取り締まるものであり、逮捕者のなかにはスペイン国籍の者もいる。決して中国人のみを対象にしているわけではない。もしメディアの報道のなかでの不当な発言が、華人社会の皆さんの心を傷つけたならば、謝罪する」と発言。

同外相はさらに「中国華僑の人々は真面目に働き、スペイン人の尊敬を集めている。犯罪者個人の振る舞いが絶対多数の中国人を代表するわけではない。スペイン人には善良な中国人と犯罪者を区別する能力がある」と断言した。

「エンペラー作戦」により多数の中国人マフィアが逮捕されたとの報道を受け、スペインの18の華人団体は、連名でメディア各社に公開書簡を送付。職業モラルを守り事実に基づいた責任ある報道をするよう強く求め、多くの誠実で善良な中国系移民と犯罪にかかわった企業や個人とをはっきりと区別し、中国系移民に対する誤ったイメージをスペイン社会に植えつけぬよう要求した。(翻訳・編集/本郷)

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