「元慰安婦女性は被害を誇張している」=韓国大学講師の発言に学生ら怒り

Record China    2018年11月3日(土) 22時20分

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1日、韓国・KUKIニュースはこのほど、ある大学講師が「元慰安婦女性は被害を誇張している」と発言し、物議を醸していると報じた。写真は延世大学。

2018年11月1日、韓国・KUKIニュースはこのほど、ある大学講師が「元慰安婦女性は被害を誇張している」と発言し、物議を醸していると報じた。

記事によると、韓国有名私大の延世(ヨンセ)大学のソウル・新村(シンチョン)キャンパスに掲示されたポスターからこの事実が明らかになった。先月4日、仁川(インチョン)にある同大国際キャンパスでの授業中に、A講師は元慰安婦の証言に対し「人は誰でも自身が遭った被害を誇張しようとする傾向がある。(元慰安婦の)おばあさんたちも例外ではない」と話したという。元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さんについては「証言するたびに年齢と被害状況の説明が変わる」とし、慰安婦被害の規模についても「(朝鮮の人口が当時2000万人だったのに)20万人の朝鮮人被害者がいるというのはありえない」と話したという。

これを聞いた学生らは反発。「事実を歪曲し被害者の名誉を傷つけた」などとして、謝罪を求める声が上がっているが、A講師は遺憾の意を示しているという。先月25日には、自身の授業でプリントを配布し「当該発言は一つの見解だった」と釈明。「非公式的な討論であればあるほど、いかなる発言も受け入れなければならない。もし差別や名誉棄損などに関連した発言が出たら、その場で解決できる」とし、「外部の力でこれを解決しようとすることは、討論に参加した人の権利を侵害することになる」と伝えたという。

なお、大学側は特別な措置を取っていない。

これを受け、ネット上では「この国の知識人や教育者の中には今なお親日派が多い」「これが韓国のトップクラスの大学講師のレベル?」「講師の名前を公開して処罰すべき」「自分の娘が同じ被害に遭ってもそんなこと言える?」といった講師への非難が相次ぎ、「もしかして日本の財団から研究費の支援を受けてるのでは」「大学側でも特別な措置を取っていないということは、大学側の意見を代弁してるから?」など日本との関係を疑うコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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