1万人規模の暴動が発生、パトカー燃やされる、市民が警察に殴られ死亡?当局は否定―四川省瀘州市

Record China    2012年10月18日(木) 14時23分

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17日、英メディアは四川省瀘州市でトラック運転手が「協警」(警察業務を補佐する公務員)に殴り殺されたことをきっかけに暴動が起き、パトカーがひっくり返されたり、焼かれたりしたと報じた。写真は四川省瀘州市。

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2012年10月17日、英BBC放送の中国語版ウェブサイトは、四川省瀘州市で同日午後6時(現地時間、以下同じ)ごろ、トラック運転手が「協警」(警察業務を補佐する公務員)に殴り殺されたことをきっかけに暴動が起き、パトカーがひっくり返されたり、焼かれたりしたと報じた。

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複数の目撃者が中国版ツイッター「微博」で伝えた情報によると、17日午後5時ごろ、市内の自由市場に魚を納入するトラックが道をふさいでいた「協警」をよけながら徐行したところ、運悪く車体が腕をかすってしまった。これに腹を立てた「協警」は運転手に免許証の没収と罰金3000元(約3万7000円)を命じた。

ところが、運転手がこれに応じなかったため口論に。近くにいた2人の「協警」も加勢し、運転手に殴る蹴るの暴行を加えた。運転手はその場で死亡。3人の「協警」は遺体をそのままにして立ち去った。この間、人だかりは1万人近くに上り、石やゴミを投げて暴行をやめさせようとした人もいたという。

運転手が死亡したことで、市民らの怒りが爆発。パトカーをひっくり返したり、火を付けたりする騒ぎとなった。結局、警察隊が現場に駆けつけて催涙弾を発射、騒ぎはようやく鎮静化した。「微博」には目撃者が現場の画像を何枚も投稿、その中にはトラックの横に倒れている運転手の遺体とされるものも含まれていた。

中国の官製メディアである環球時報も「微博」上でこの事件を取り上げ、ひっくり返されたり、火を付けられたりしたパトカーは少なくとも4台に上ると報じたが、運転手が「協警」に暴行を受けて殺されたとの情報については、「全くのデマ」と否定した。(翻訳・編集/NN)

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