がさつな中国人観光客に賛美を=マナー悪いが世界各国に多大な恩恵―海外メディア

Record China    2012年10月17日(水) 8時11分

拡大

13日、英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは「がさつな中国人観光客に賛美を」と題した記事を掲載した。写真はパリの百貨店ギャラリー・ラファイエット。

(1 / 4 枚)

2012年10月13日、英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは「がさつな中国人観光客に賛美を」と題した記事を掲載し、中国人観光客のマナーは多少改善されたものの相変わらず悪いが、経済不況の現状においてはその購買力が欧州各国に恩恵をもたらしていると評価した。15日付で環球時報が伝えた。

その他の写真

中国人の海外旅行者数は11年に延べ7000万人に達し、20年には延べ1億人になると予想されている。11年の中国人の海外旅行中のカード利用金額は470億ドル(約3兆7600億円)にも上る。このため、欧州のホテルやデパート、高級ブランド店では中国語の話せる従業員を配備するなど、金離れの良い中国人観光客の取り込みに力を注いでいる。

一方で、フランスの高級ブランドはこのほど、14年にパリにオープンするホテルについて、「静寂とプライバシーのある環境を求める利用客を優先し、われわれが利用客を選ぶことになる。例えば中国人観光客は利用の対象ではない」と発表して物議を醸した。最終的にはホテル側が謝罪したものの、この評価は中国人にとって痛いところを突かれた形となった。

米国のネットサイトの調査によると、中国人観光客のマナーは米国人観光客に次いで悪いとの評価が下されている。所構わず痰を吐き、観光よりもショッピングに熱中するなどの悪習慣が、保守的な欧州人の目には成金のように映っているためだ。また、中国国内では、中国人自身が海外でのイメージを気にしながらも、人を見て態度を変える欧州各国に対して怒りを感じているという。

中国人観光客の行動は15年前と比べればある程度改善されたものの、彼らが海外で守るべき現地の風習やマナーを学ぶにはまだ時間が必要だ。しかし、周りの状況を顧みず大声で会話する中国人観光客が、教会の観光でなく高級品にお金を使う行為は、経済の落ち込みが深刻な欧州各国にとっては決して悪いことではないだろう。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携