2012年10月1日、大型連休2日目の今日は、中国の記念すべき63回目の建国記念日であり、胡錦濤（フー・ジンタオ）国家主席、呉邦国（ウー・バングオ）全人代委員長、温家宝（ウェン・ジアバオ）首相を含むチャイナナインと呼ばれる中国の首脳陣は、天安門広場の「人民英雄記念碑」に献花を行った。新華社通信が伝えた。

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今年の国慶節（建国記念日）・中秋節の連休は9月30日〜10月7日の8日間。国慶節と中秋節の大型連休は旧正月の連休と違い、とくに帰省する必要がないために多くの人が旅行に出かける。そのためこの時期になると観光名所は人で溢れかえっている。また、今年は普通乗用車の高速道路料金の無料政策もあり、1日は北京市や上海市、江蘇省、浙江省、広東省など多くの都市の高速道路で渋滞が確認された。

中国旅行研究院の試算によると、今年の旅行や帰省などで出かける人は、3億6200万人に上る。しかし今年は尖閣諸島問題もあり、日本への観光客は激減し、その分香港に観光客が集中すると言われている。

国は高速道路の無料のほか、旅行や気象、交通の3部門が連携し、期間中の天気予報サービスを先月26日に開始している。同サービスでは天気予報の他、道路の交通情報なども伝えられる。さらに、国家発展改革委員会は入場料が引き下がられた94カ所の観光スポットについても発表し、国民の観光をサポートしている。（翻訳・編集/内山）