2012年9月5日、中国青年報はロシアの極東開発が日中の戦略的駆け引きを加速していると伝えた。

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8日にロシア・ウラジオストクでアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議が開催される。ロシアはこの首脳会議を目標に、東部地域の経済開発、国際協力の進化、そしてアジア太平洋地域における影響力拡大に取り組んできた。

そして極東におけるロシアの隣国、日本と中国もロシアとの経済関係を強化しようと考えている。8月22日にロシアは正式に世界貿易機関（WTO）に加盟した。3年以内に関税は平均で現在の3分の1に引き下げられることが決まっており、全世界の貿易に巨大なチャンスをもたらす。

また、ロシアが有する豊富な天然資源についても日中は争奪戦を繰り広げている。2011年1月1日に中国・ロシア間の原油パイプラインが開通した。今後20年間の定期供給が契約されている。日本との駆け引きの末に中国が挙げた成果だ。日本も今年6月にロシアとイルクーツク地区の油田・ガス田の共同調査で合意。ウラジオストクでの民間企業による液化天然ガス（LNG）プラント建設計画の支持も決めた。日本はウラジオストク経由での天然ガス輸入を増やしていく狙いだ。（翻訳・編集/KT）