馬英九総統が離島からの尖閣視察を計画=防空識別圏に接近、領有権アピールを狙う―台湾紙

Record China    2012年9月5日(水) 6時32分

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4日、台湾の馬英九総統は9日にヘリコプターで台湾北部基隆沖の離島・彭佳嶼を訪問し、尖閣諸島を視察する計画を立てている。写真は彭佳嶼。

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2012年9月4日、台湾紙・中国時報によると、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統は9日にヘリコプターで台湾北部基隆沖の離島・彭佳嶼(ほうかしょ)を訪問し、尖閣諸島を視察する計画を立てている。環球時報が伝えた。

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馬総統は現地で尖閣諸島情勢に関するブリーフィングを受ける予定で、台湾海軍、空軍は総統訪問に向けて準備を整えている。実現すれば、台湾の指導者が尖閣諸島に最接近する機会となる。

日本政府による尖閣諸島の購入計画に対し、馬総統は3日、「台湾の主権は一歩たりとも譲らない」と表明、楊進添(ヤン・ジンティエン)外相も、台湾の主権への干渉があれば必ず抗議するとの態度を表明し、「決して口先だけではない」と強調した。今回の視察は、中国と日本に対し、尖閣諸島の主権を主張する狙いがあると見られている。

台湾軍は防空識別圏への接近を計画しており、東経123度地点から尖閣諸島を視察、馬総統に尖閣諸島海域の情勢を説明する。当日、防空識別圏にどれだけ接近するかは不明だが。同島の各部門は受け入れの準備を進めており、具体的な視察の行程は非公開となる見込みだ。

彭佳嶼は尖閣諸島から約140キロ、防空識別圏からは80キロ離れた場所に位置する。馬総統は彭佳嶼の視察後、ヘリで防空識別圏に接近して尖閣諸島を視察する予定で、視察時間は30分程度となる見込みだという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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