ロシア艦艇が北方領土に停泊=日本の硬直的態度で停滞続く領土交渉―中国メディア

Record China    2012年8月26日(日) 22時9分

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25日、中国広播網はロシア太平洋艦隊の艦艇2隻が日本の北方領土である国後島、択捉島に停泊したと報じた。「記憶の航海」と呼ばれる記念活動だという。写真はロシア海軍の上陸演習。

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2012年8月25日、中国広播網はロシア太平洋艦隊の艦艇2隻が日本の北方領土である国後島、択捉島に停泊すると報じた。

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今回の航海は「パホト・パーミャチ」(記憶の公開)と呼ばれる記念活動。艦艇2隻が参加する。オホーツク市創建365周年を記念し、サハリン、千島列島(クリル諸島)占領時に死亡したソ連海軍将兵を追悼する目的だという。オホーツク市の前にまず国後島、択捉島に停泊する。

中国の現代国際関係研究院ロシア研究所の馮玉軍(フォン・ユージュン)処長は北方領土問題において、ロシアは硬軟おりまぜた態度を見せていると指摘した。プーチン大統領は領土交渉に応じる姿勢を示し日本人に希望を与えている一方で、千島列島は二次大戦の戦果でありこの結果は揺らぐことがないとの立場には揺らぎがないという。

中国社会科学院ロシア東欧中央アジア研究所の姜毅(ジアン・イー)研究員は、北方領土問題では日本の硬直的な態度が問題解決のさまたげになっていると指摘した。四島返還が大前提であり、しかも領土問題が解決しないかぎり政治・経済的交渉の進展もないという態度を日本は貫いている。ロシアは二島返還での解決を打診しているが、日本側は従来の主張を繰り返すばかりとなっている。(翻訳・編集/KT)

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