<尖閣問題>中国の改革派経済学者、「双方ともに引っ込みつけるべき」と呼び掛け―英メディア

Record China    2012年8月22日(水) 6時11分

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19日、中国の経済学者で民主化を唱える改革派として知られる茅于軾氏が尖閣諸島問題について、「領有権争いは全く意味のないこと」と呼び掛けた。写真は日本人の尖閣上陸を伝える中国紙。

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2012年8月19日、中国の経済学者で民主化を唱える改革派として知られる茅于軾(マオ・ユーシー)氏が尖閣諸島(中国名・釣魚島)問題について、「領有権争いは全く意味のないこと」と呼び掛けた。20日付で英BBC放送が伝えた。

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茅氏は今年83歳。ノーベル平和賞を受賞した中国の人権活動家、劉暁波(リウ・シャオボー)氏が起草した「08憲章」に署名。5月には自由の推進に貢献した人物に与えられるミルトン・フリードマン自由賞を受賞している。

同氏は尖閣諸島の領有権をめぐって日中間の緊張が高まる中、「戦争の恐ろしさと平和の尊さを知る世代の人間として言っておく。双方ともに引っ込みをつけるべきだ。緊張が高まるほど引っ込みがつかなくなり、想像もつかない結末を迎えることになる」と指摘。

尖閣諸島に上陸した香港の活動家を日本が逮捕したことは「大きな間違いだった。問題を激化させるだけ」としながらも、「挑発に乗る必要はない。我々は日本の庶民たちに政府のこうしたやり方が彼らにとって何のメリットもないことを思い知らせればよい。庶民が求めているのは命と財産の安全だ」と主張した。

その上で、「資源開発問題ではウィンウィンもあり得る。だが、領有権争いでそれはあり得ない」とし、「釣魚島(尖閣諸島)は無人島。GDPも税収も得られない。水面が上昇すれば沈んでしまう。世界的な影響力など何もない。こんなことのために争いを続けるなんて、全く割に合わないことだ」と呼び掛けた。(翻訳・編集/NN)

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