24年ぶりに日本に負ける?アジア大会で日韓の成績に差がついた理由を、韓国メディアが指摘

Record China    2018年8月23日(木) 20時10分

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23日、韓国・スポーツソウルは、インドネシアのジャカルタで開かれているアジア大会について「韓国の目標達成に早くも黄信号が灯っている」と報じた。写真はジャカルタ・アジア大会。

2018年8月23日、韓国・スポーツソウルは、インドネシアのジャカルタで開かれているアジア大会について「韓国の目標達成に早くも黄信号が灯っている」と報じた。

記事によると、韓国は今大会で「金メダル65個を獲得し、宿敵の日本を抑えて6大会連続の総合2位を記録する」との目標を掲げている。しかし、大会4日目が終わった時点で「目標達成は難しい」との見方が強まっているという。

韓国はテコンドーやフェンシング、射撃など得意種目がある序盤に多くのメダルを獲得する計画だった。その流れを受けてアーチェリー、ボーリング、ソフトテニス、柔道、球技種目でも金メダルラッシュを見せ、総合2位になるというシナリオを描いていたという。ところが、大会4日目の時点で韓国は、金11個、銀15個、銅23個を記録し、日本(金20個、銀23個、銅25個)に大きく差をつけられ総合3位。記事は「日本が最後まで総合2位を守る可能性は高い」とし「大会後半には日本の得意種目である空手、柔道、カヌー、陸上などがある」と説明している。さらに「金メダル数がすでに前大会を超えた開催国のインドネシアをはじめ、イランやタイ、インドなど5~10位につける国の善戦も、日本より韓国の得意種目でより光っている」とし、「韓国は残りの種目で最大限良い成績を残し、日本との直接対決に勝てば総合2位を奪還できるが、難しい状況だ」と伝えている。

韓国が総合順位で日本を下回った場合、1994年の広島大会以来24年ぶりのこととなる。韓国は1986年のソウル大会で初めて日本を抑え総合2位となり、1990年の北京大会でも日本に大きく差をつけた。広島大会ではわずかの差で日本に2位を奪われたものの、その後のバンコク大会からは再び日本を上回っていた。

今大会の成績について、記事は「韓国と日本の正反対の現実が現れていると言える」とし、「日本が東京五輪開催をきっかけにエリートスポーツ復興に力を入れる一方、韓国は国政介入事件などでスポーツに対する企業や社会の関心が薄れ、支援が不足している」と指摘している。大韓体育会のイ・ギホン会長が「今大会は日本優勢が予想される」と繰り返し発言するなど、韓国は自信のない状態で今大会に臨んだという。

最後に記事は「今大会が韓国スポーツ界に多くの課題を残すことになるかもしれない」と伝えている。

これに対し、韓国のネットユーザーからは「テコンドーは本当に韓国の国技?試合内容にがっかりした」「経済もスポーツも韓国は後退している」「何があっても日本には勝たなければならないのに」「今後は日本を超えられないだろう。韓国の大企業が選手たちを支援しなくなったから」「そもそも2位を目標にすることが情けない」などと嘆く声が寄せられ、「韓国はメダルが期待できる水泳と陸上に果敢に投資するべき」と訴える声が上がっている。

一方で「もともとメダル数はいつも日本に負けていた。これが現実だから悲しむ必要はない」と指摘する声も。

また、「メダルの色は関係ない。選手たちが流した汗とその過程に意味がある」「メダルを数えるのはもうやめない?金メダルを逃した選手が罪人のような表情で謝罪する姿を見るのはつらい。もっと楽しもうよ」と主張する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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