中国政府がテレビドラマに規制、「文革に逆戻りか?」―米メディア

Record China    2012年8月7日(火) 18時37分

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6日、中国政府がメディアに対する締め付けを強めているが、ネット上では「文革の時代に逆戻りか」などの意見が飛び交っている。写真は韓国ドラマ「妻の誘惑」をリメークした中国ドラマ「回家的誘惑」。

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2012年8月6日、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語サイトによると、今秋に中国共産党第18回全国代表大会を控えた中国政府がメディアに対する締め付けを強めている。メディアを統括する国家広播電影電視総局がテレビドラマ制作について新たに6項目の規制を課すことを明らかにした。

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新たな条件とは、「革命歴史ドラマは敵・味方を明確にする」「家族の問題をむやみに放送しない」「時代劇は史実のねつ造をしない」「ビジネスドラマは教育的内容にする」「海外ドラマのリメークをしない」「ネット小説やオンラインゲームをドラマ化しない」という6項目。

香港紙・明報は「こうした過保護とも言える規制の下では自由な番組制作はできず、芸術的な創作などありえなくなる」という中国の学者のコメントを掲載。政治学の専門家はこうした規制は老幹部によるものだろうとし、「敵・味方を明確にするなど、人間性を失うも同然ではないか」と指摘している。

メディアの行ったアンケートでは、約6割が「このような規制を課すなど、人にドラマを見るなと言っているようなものだ」と回答。また、ネット上では「革命模範劇の時代に逆戻りか?」「文革がとっくに終わったことを知らないんじゃないか」「もういっそのこと1日中ニュースでも流せばいい」などといった意見が飛び交っている。(翻訳・編集/岡田)

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