北朝鮮で“韓流ブーム”、当局の取り締まりに効果なし―SP華字紙

Record China    2012年8月3日(金) 12時48分

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2日、韓流ブームはすでに北朝鮮にも浸透している。当局の厳しい規制にもかかわらず、韓国のドラマやバラエティー番組が大人気だという。写真は少女時代。

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2012年8月2日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、北朝鮮では「韓流ブーム」が拡大しており、韓国のドラマだけでなくバラエティー番組が大人気だという。北朝鮮当局はブームの規制に躍起になっているが、取り締まる側の軍や公安の職員までもが韓流に夢中になっているありさまで、当局は頭を抱えているという。

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韓国与党・セヌリ党のある議員は「政府関係筋からの確かな話」として、北朝鮮国民の間で「Running Man」「強心臓」「Happy Sunday」「無限挑戦」といった韓国のドラマやバラエティー番組、音楽番組が大人気だと明かした。同議員はさらに「韓国で放映されたテレビドラマは、1週間後には北朝鮮の市場でVCDソフトなどとして販売されている。アダルトコンテンツや米国のテレビドラマも人気だが、韓流ブームの拡大により、キム・ナムジュやチャン・ドンゴン、シンミナなどの俳優やイ・ヒョリ、2PM少女時代のようなアイドルも人気だ」と語った。

北朝鮮の若者の間では韓国ドラマを知らなければ仲間外れにされ、韓国ドラマ中毒の若い兵士たちに軍が特別教育を施すほどだという。韓国の人気ドラマを収録したVCD(ビデオCD)は日本円にして約250円から約880円で販売されているが、アダルト物は約2100円と、北朝鮮の平均月給(約440〜1700円)をはるかに上回っている。韓流は「もうかるビジネス」としてすでに定着しており、党幹部や公安局員がこれらを扱う業者から賄賂を受け取り、自身の親族を販売や流通に積極的に関与させる者も存在するという。

北朝鮮では「韓国ドラマを見た者、あるいはレンタルした者は労働奉仕刑(社会奉仕)か労働教育刑(有期刑)、大量コピーや大量販売をした者には公開銃殺刑とする」との刑罰が定められているが、その効果は無きに等しい。(翻訳・編集/本郷)

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