“灰色の北京”、大気汚染で首都の評価は台無し―英メディア

Record China    2012年8月3日(金) 10時48分

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31日、英メディアが「“灰色の北京”、大気汚染が中国の首都・北京市の評価を落としている」との記事を掲載した。写真は4月、スモッグに覆われた北京のCBD(中央ビジネス区)。

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2012年7月30日、英ロイター通信が「“灰色の北京”、大気汚染が中国の首都・北京市の評価を落としている」との記事を掲載した。古くからの公園や名刹、歴史や文化は北京の評判に貢献しているが、近年の深刻な大気汚染がそれらを台無しにしているという。環球時報の31日の報。道

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北京市は世界第2の経済大国となった中国の首都としてだけではなく、ユネスコ世界遺産にも登録されており、頤和園をはじめとする文化や歴史を持つ都市としても知られる。しかし、外国人から“灰色の北京”と呼ばれるほど環境汚染が深刻化している。北京市内のある金融サービス企業で働く外国人金融マンは「北京のポストは選びたがる人のいない“辛いポスト”」だと話す。子どもがいる人にとってはなおさらだ。

英エコノミスト誌による“住みやすさ指数”(最低値:5ポイント)では、北京市は今年4.5ポイントとなっている。中国政府関係者によれば、過去10年間で喫煙率に変動がないにもかかわらず、北京市内の肺がん発病率は60%増加している。

2008年に開催された北京五輪の時期に北京市の大気汚染は若干の改善を見たものの、これは一時的なものに過ぎなかった。英語が通じにくい環境に加えて、交通渋滞や食品安全性の問題も加わり、「新鮮な空気を求めて」中国から他の国へと移り住む外国人も少なくない。(翻訳・編集/岡田)

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