米国の大規模干ばつでウクライナが中国の「食糧庫」に―米メディア

Record China    2012年8月2日(木) 8時48分

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7月30日、約半世紀ぶりの米国の大規模な干ばつを受け、食糧輸入国の中国が供給元を別の国に求めている。米メディアはウクライナが中国の「食糧庫」になるかもしれないと指摘した。写真は輸入トウモロコシの品質チェックをする山東省検疫局の職員。

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2012年7月30日、環球時報によると、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)ウェブサイトは28日、ウクライナが中国の「食糧庫」になるかもしれないと報じた。

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約半世紀ぶりの大規模な干ばつにより、世界最大のトウモロコシ・小麦輸出国である米国の生産高が打撃を受けている。専門家の予測によると、今後10年以内に世界の食糧供給事情はさらに深刻なものとなり、価格も上昇するという。

そうした中、食糧輸入国の中国が供給元を別の国に求めている。中国は生産国に援助を行うことで、安定した食糧供給を確保しようとしている。

ウクライナはかつて「欧州の食糧庫」と呼ばれ、トウモロコシと小麦の代表的な生産国。ウクライナ最大の農産物企業・Ukrlandfarmingは中国から40億ドル(約3120億円)もの貸し付けを受けており、2012年には同国最大の中国向け農産物輸出企業になるとみられている。(翻訳・編集/岡田)

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