2012年7月25日、環球時報によると、英フィナンシャル・タイムズ（電子版）は23日、「景気の減速は中国と世界にとって有益」と題した記事を掲載した。

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中国が経済成長率の低下を公式に明かし、金融政策の引き締めを講じるなど、専門家は中国経済がハードランディングの方向に向かっているのではないかと指摘し、その悪夢を避けるには中国政府が大幅な金利引き下げと貸し付けの緩和を行う必要があると警告している。

対外債務の拡大や貿易不均衡など、中国は様々な難しい局面に立たされているが、対応が早ければそれだけ悪影響は小さくなる。中国の国内総生産（GDP）に占める消費の割合は世界平均の半分程度にもかかわらず投資比率は世界で最も高く、対応は難しいものになるが、すでに中国は2012年に入って2度の金利引き下げを行っている。

投資が減少することで中国のGDP成長ペースも下がっている。中国の成長率が下がることで中国国内が不安定になったり、世界経済が混乱に陥ったりすることも予想されているが、適切な対応を取れば混乱は起こらず、貿易不均衡が是正され中国国内の需要が引き出せれば世界経済の成長にとっても有益だと記事は指摘している。（翻訳・編集/岡田）