2012年7月19日、環球時報によると、米ブルームバーグは18日、「中国経済の減速、ぜいたく品の失速」と題する記事を掲載し、中国人がビジネスの際に取引先へ贈る慣習となっていた高級時計、ブランド品などが、経済減速や中国政府の腐敗撲滅策で徐々に簡素化していると伝えた。

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過去3年にわたる中国経済の減速が、ぜいたく品市場に打撃を与えている。中国政府は政府関係者による汚職、腐敗撲滅に向け、10月から高級酒、たばこ、ブランド品などへの公金支出を禁じる。1人当たり国内総生産（GDP）で換算すると、中国人がスイスの高級腕時計に払う金額は米国の6倍、フランスの2倍。約270億ドル（約2兆1600億円）規模の巨大中国ぜいたく品市場への打撃は必至とみられる。

中国人にとって贈り物は人間関係の維持やビジネスを円滑に進めるために欠かせない習慣だ。しかし最近では贈り物の額も徐々に下がっているようだ。上海で美容院を営む女性は「以前は3万香港ドル（約30万円）相当の腕時計を取引先に贈ったこともあったが、不景気で今は3000〜6000香港ドル（約3万〜6万円）の財布をあげる程度」と話している。（翻訳・編集/AA）