<レコチャ広場>日本など周辺国で相次ぐ拿捕事件、原因は中国漁民の違法な国境越え―中国

Record China    2012年7月20日(金) 23時27分

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19日、中国の漁船が日本やフィリピン、韓国など各国で拿捕される事件が相次ぐ中、中国の国境警察官が自身のブログで「実は中国漁民が決まりを守らないことが原因」と指摘した。写真は5月、北朝鮮に拿捕され、約2週間ぶりに帰国した中国漁民。

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2012年7月19日、中国の漁船が日本やフィリピン、韓国など各国で拿捕される事件が相次ぐ中、中国の国境警察官が自身のブログで「実は中国漁民が決まりを守らないことが原因」と指摘した。

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中国人ブロガー「龍江人」さんが、中国のブログサイト・網易博客で実情を説明した。近年、中国漁船が日本、フィリピン、ベトナム、韓国、北朝鮮ロシアなどで拿捕される事件が多発、その度に中国国内で強い反発が起きているが、「冷静になって欲しい」と呼び掛ける。

昨年末、中国漁船の船長が違法操業を取り締まっていた韓国海洋警察の警察官を刺殺する事件が発生、韓国の法律に従って実刑が言い渡された。中国側は激しく抗議したが、地図を見れば分かる通り、拿捕された場所は中国海域からかなり遠い排他的経済水域(EEZ)だ。中国漁船がなぜ危険を冒してまでそんな遠くにまで行ったのか?

その理由は、膨大な漁業人口に対し、中国近海では漁業資源がどんどん減っているからだ。それは、海だけでなく川でも同じこと。筆者は仕事の関係でよく、ロシアとの国境を流れるウスリー川に出かけるが、そこでは漁民が目の細かい網を使い、稚魚まで捕っていた。筆者が黙って稚魚を川に帰すと、漁民たちは驚いてその理由を聞いてきた。

「こんな小さな魚、骨と皮だけだよ!大きくなるまで待った方がいい」と答えたが、その前に誰かに捕られてしまうのが心配だという。彼らはよく「大きい魚が捕れない」とぼやくが、魚が大きくなる前に捕り尽くしてしまうのだから当たり前だ。

近隣各国ではこんなことはあり得ない。漁業資源の保護に細心の注意を払っている。なぜ、中国漁民が国境を越えて逮捕される事件が多発しているのか。それは、あちら側には魚がたくさんいるからだ。つい目先の利益に目がくらみ、危ない橋を渡ってしまう。

どうか、中国漁民の1人1人に考えてもらいたい。君たちが国境を超えて操業することで、確実に国のイメージや民族の気骨を損ねている。祖国に多大な迷惑をかけているのだ。まずは、漁業資源の保護から始めよう。そして、法律はきちんと守っていこうではないか。これ以上、同じ過ちを繰り返さないように…。(翻訳・編集/NN)

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