団結を失ったASEAN=親中のカンボジアとフィリピン、ベトナムが対立―フィリピン紙

Record China    2012年7月19日(木) 20時24分

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16日、フィリピン紙は記事「力が弱まったASEAN」を掲載、先日開催された外相会議で内部の乱れが表面化したと指摘した。写真は11年10月、広西チワン族自治区で行われた第8回中国・ASEAN博覧会。

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2012年7月16日、フィリピン英字紙フィリピン・デイリー・インクワイアラーは「力が弱まったASEAN」と題した記事を掲載した。17日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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13日、カンボジアで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議が閉幕したが、共同声明の発表が見送られるという異例の事態が起きた。45年間のASEAN史上初の事態となった。

問題となったのは南シナ海問題など、中国との領有権争いだ。フィリピンはスカボロー礁(中国名・黄岩島)での中国艦船との対峙について明記するよう求めていたほか、ベトナムは中国の海底資源開発計画をにらみ排他的経済水域(EEZ)尊重の文言を盛り込むよう求めていた。

一方、中国と関係が緊密な議長国カンボジアは反発。ホー・ナムホン外相はフィリピンとベトナムは「10カ国からなるASEANという連合を法廷に変えようとした」と批判している。中国の影響下にあってASEAN内部の乱れが表面化。その力の弱まりを示すものとなった。(翻訳・編集/KT)

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