中国、50億円投入しチベットで観光開発=対インド国境交渉を有利に進めるため?―中国紙

Record China    2012年6月26日(火) 4時54分

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24日、チベット自治区東南地区の観光開発計画がインドで注目を集めている。同地区が中印国境紛争を起こした地区に近い位置にあり、今後の国境交渉に影響を与える可能性が高いためだという。写真はチベット自治区。

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2012年6月24日、環球時報によると、新華社がこのほど報道したチベット自治区東南地区の観光開発計画がインドで注目を集めている。同地区が中印国境紛争を起こした地区に近い位置にあり、今後の国境交渉に影響を与える可能性が高いためだという。

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新華社の報道を受け、インド紙ザ・タイムズ・オブ・インディアは、中国は以前からチベット自治区の蔵南地区(インドではアルナチャルプラデシュ州と呼ぶ地区)をニンティ地区(林芝地区)の一部分と主張しているため、この観光開発計画は両国の国境交渉に間違いなく影響を与えると指摘した。

中国は今後4億元(約50億円)を投入し、チベット自治区東南地区で観光開発する。広東省政府は開発パートナーとして4億元を準備し、ニンティ地区にある7つの県のうち観光開発する4県の選定をすでに終えており、そのうちの1つニンティ県を国際観光都市にする計画。

ザ・タイムズ・オブ・インディアは、「この計画は中国富裕層の国境付近への定住を促進する目的も含んでおり、それによってチベット自治区蔵南地区の領土に関する主権の主張を強化する意図がある」との関係者の話を紹介している。(翻訳・編集/HA)

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