<中国旅游>陶磁器の里―景徳鎮

Record China    2012年6月22日(金) 14時49分

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20日、世界の陶磁器の故郷、景徳鎮。江西省北東部に位置し、中国を代表する名窯でもある。その歴史は漢代までさかのぼることができる。今回は陶磁器の里、景徳鎮をご紹介したい。

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2012年6月20日、世界の陶磁器の故郷、景徳鎮。江西省北東部に位置し、中国を代表する名窯(めいよう)でもある。その歴史は漢代までさかのぼることができる。今回は陶磁器の里、景徳鎮をご紹介したい。

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■景徳鎮市(けいとくちんし)

中国の「磁都」とも呼ばれている景徳鎮は昌江の南にあることから、かつては昌南鎮とも呼ばれた。1700年以上の歴史を持ち、古くは漢代までさかのぼることができる。ヨーロッパやイスラム圏などの諸外国にも広く輸出され、その産地名である昌南(しょうなん)は英語の「CHINA」の語源にもなったと言われる。景徳鎮の陶磁器は、数多くの権力者をも魅了してきた。北宋の景徳年間(1004〜1007年)、当時の皇帝真宗は、白磁の透き通るような美しさに魅せられ、磁器の底に「景徳年製」と書き入れて、昌南鎮を「景徳鎮」と改名させたほどである。現在の景徳鎮市では市民の7割が磁器産業に携わっており、2千以上の陶磁器製造工場がある。

■湖田古窯遺跡(こだこよういせき)

湖田古窯は、宋代(960〜1279年)・元代(1271〜1368年)において、最も美しい磁器が生産され、最も長く使用され、規模が最も大きい古窯として知られる。遺跡の保存状態は非常に良好で、遺跡の上部には湖田古窯遺跡陳列館が併設されており、遺跡より出土した磁器や道具などが展示されている。1982年に政府より全国重点文物保護単位に指定され、現在は観光客に開放されている。40万平米を超える遺跡では中国陶磁器の歴史と陶磁文化を垣間見ることができ、人気の観光スポットとなっている。

■景徳鎮陶瓷民族博覧区

景徳鎮陶瓷民族博覧区は陶磁器のテーマパーク。博覧区は古窟と陶瓷民族博物館の2つに分かれていて、古窟では、磁器の絵付け体験ができるほか、陶磁器の伝統的な製造工程を再現した実演が特に人気を呼んでいる。また、陶瓷民族博物館にはさまざまな陶磁器が展示されており、陶磁の職人の歴史も観ることができる。また、陶器で作った楽器での演奏も人気を呼んでいる。陶製の楽器が奏でる澄んだ音色は、はるかなる時を越えて観客を魅了してやまない。

※本記事は楽旅中国(らくたびチャイナ)の特別提供。楽旅中国は、中国青年旅行社(CYTS)傘下で展開する中国旅行専門の日本語オンラインサービスです。

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