<日本人が見た中国>最近のコンビニでよく見かける中国人の店員、どう思う?

Record China    2012年6月23日(土) 13時24分

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21日、コンビニエンスストアなどの日常よく訪れる場所で、近年は中国人のアルバイトスタッフをよく見かけるようになった。筆者は個人的に、私は最近増加している“中国人の店員さん”にはおおむね良いイメージを抱いている。写真は中国で撮影。

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2012年6月21日、コンビニエンスストアなどの日常よく訪れる場所で、近年は中国人のアルバイトスタッフをよく見かけるようになった。多くは留学生だと思われる年齢層だが、これは日本の少子化や、若者による仕事のえり好みを反映した現象なのかもしれない。そんな中、レコードチャイナ編集部では先日、「中国人だと知られないように生活している」という在日中国人についての記事を配信した。我々の日常生活圏で、中国人はそれほど嫌われているのだろうか?

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今月17日、レコードチャイナは、「『中国人だとバレたくない』在日中国人の劣等感は“自らが生み出したもの”」と題した記事を配信した。その内容は、嫌中傾向がさらに進んでいる日本において、中国人を取り巻く境遇がいっそう厳しくなり、一部では出身国を隠しながら生活している人もいるというものだ。コンビニエンスストアでアルバイトする学生などは、名札が目立たぬように隠したり、中国人客への対応を逡巡(しゅんじゅん)する人もいるとのこと。

コンビニやファストフードの店員と言えば、つい数年前までは日本の若者の専売特許といった固定観念だったが、最近では外国人留学生や中高年層の採用も積極的に行っているようだ。あくまで筆者の個人的な印象だが、私は最近増加している“中国人の店員さん”にはおおむねよいイメージを抱いている。

東京23区内に在住する筆者の近所にも、“中国人の店員さん”はたくさんいる。スーパーやコンビニ、飲食店などではけっこうな比率を占めている。どんなに日本語が流ちょうでも、彼らをひと目見れば中国人だと分かるのはなぜだろうか。時に日本語が通じにくい場合もあるが、日常の買い物やサービス利用にはさして影響もない。それどころか、彼らのサービスを心地よく感じる機会も多い。その理由を筆者なりに考えてみた。

1.彼らはヘンテコな敬語を使わない

日本の若者が、妙にいんぎんな、なおかつ正しくない敬語を使うようになって久しい。「〜やらさせていただきます」「〜で、よろしかったでしょうか?」「こちら、××の方になります」「○円からお預かりいたします」―いつのまにか、正しい日本語として定着しそうな勢いで広がっているが、あの類の敬語で対応されると、かえって不快に思うことがある。その点、中国人留学生は日本語学校で習った通りの正しい敬語を使う。少しくらい日本語がたどたどしくても、このほうが気持ちよい。

2.彼らはマニュアルで動かない

規則やマナーをよく守るのは日本人の美点だが、反面、臨機応変さに欠ける点がある。特にアルバイトをする世代の若者は、マニュアルにない事態が発生すると途端に右往左往する場合が多いのではないか?中国人にはルール破りの傾向はあるものの、裏を返せば、規則にしばられず常に自分の頭で考えて行動していることになる。だから、「それはマニュアルにないので対応できません」という思考回路はあまり存在しない。客のイレギュラーな注文にも、自分で考え、何とか対応する方向に持っていくことも多いように思う。

3.彼らは人間らしい

マニュアルで動かないので、彼らの頭脳はアルバイト中も“ロボット化”していない。与えられた仕事を漫然と機械的にこなす能面のような若者が多い中、“中国人の店員さん”は血の通った人間らしい一面を見せてくれることがある。頭で考え、気持ちで対応してくれるので、先に挙げたように、時に無理な要求や難しい注文でも受け入れてくれそうなキャパシティーを感じる。少し無理なお願いに応じてもらったら、こちらも気持ちをこめて「ありがとう」と言えばいいだけのことだ。恥ずかしそうに「どういたしまして」と答える彼らを見ると、「中国人の店員さんっていいな」と感じる。もちろん、そうでない店員もいるのだが、店員1人1人の個性の違いが見えるサービスというのは、言うほど悪いものではないように思う。(編集/愛玉)

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