中国の台湾統一支持、民主化支援放棄で米国は譲歩せよ=米中戦争を回避するために―米紙

Record China    2012年6月17日(日) 5時8分

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12日、米紙ニューヨーク・タイムズは記事「米中戦争を回避するために」を掲載した。中国と米国はお互い踏み入らない一線で合意するべきで、米国は中台統一の支持、民主化支援の放棄などで譲歩するべきと説いている。写真はゲイリー・ロック駐米国中国大使と中国高官。

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2012年6月12日、米紙ニューヨーク・タイムズは記事「米中戦争を回避するために」を掲載した。13日、環球網が伝えた。

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米国は2020年までに海軍の艦艇の60%を太平洋地区に配備すると宣言した。また昨年11月、オバマ大統領はオーストラリアに軍事基地を設立すると表明。同時に「中国政府に国際ルールと人権尊重の重要性を訴えていく」とも発言している。

今、まさに米国と中国の緊張が高まっている。問題は単に中国の急激な拡張だけではない。中国は経済中心の慎重な外交政策を展開しているが、領土問題や歴史問題からベトナムなどアジア諸国は中国に敵意を抱いている。

その敵意は米国の財産であると同時にリスクでもある。中国との戦争に巻き込まれる可能性があるからだ。オーストラリアの軍事専門家ヒュー・ホワイトが著書「中国の選択=なぜアメリカは権力をシェアするべきなのか」が説くとおり、東アジア秩序の構築について米国と中国がお互いが守る一線を決めるべきだろう。

それは両国の同意がない限り決して武力は使わないという合意であり、またもっとも敏感な問題としてはもし中国が武力による台湾統一を放棄すると宣言したならば、米国は統一を支持するという条件となろう。

同じく重要なのは東アジアにおける米国のプレゼンスの合法性を中国が認めるべきという点だ。その交換条件として米国は中国の現行秩序を認めなければならない。現行の共産党政権において中国経済は飛躍的な発展を遂げ、中国人民の自由を大きく向上させた。米中の協調体制の下、米国はオバマのような中国の民主化支持の言説を放棄するべきだろう。(翻訳・編集/KT)

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