<W杯>日本のベスト16進出、試合の終わらせ方に中韓からも非難集中、「これがサムライ精神か」

Record China    2018年6月30日(土) 14時10分

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サッカーのW杯ロシア大会で、アジア・アフリカ勢で唯一16強に進出した日本代表だが、海外メディアからはポーランド戦の終わらせ方をめぐり日本に非難が集中。中国や韓国も「これがサムライ精神か」などと疑義を呈している。写真は日本の居酒屋。

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本代表は、アジア・アフリカ勢で唯一、16強の一角として決勝トーナメントに勝ち上がった。しかし海外メディアではポーランド戦の試合の終わらせ方をめぐり、日本に非難が集中。中国や韓国も「これがサムライ精神か」などと疑義を呈している。

中国国営新華社通信はポーランド戦でリードされながら、積極的に攻撃せずボールを回して時間稼ぎに終始した日本のプレーぶりを「フェアプレーポイントで同組のセネガルを上回り決勝トーナメント進出を決めたのに、フェアプレーとは程遠く皮肉だ」と酷評。「率直に言って恥ずかしい10分間になった」と表現した。

中国中央テレビのスポーツチャンネルCCTV5は試合後、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「日本がバックラインでパスを回して試合が終わるのを待つ。会場中からブーイング。W杯の試合がこんなにも恥ずかしいものになるとは」とツイート。澎湃新聞は日本のネット上で大ヒットドラマのタイトルになぞらえ、「逃げるは恥だが役に立つ」というワードが注目を集めているとした。

ネットメディア、網易のスポーツカテゴリーである網易体育は、「日本のベスト16進出は中身が伴っていない」と批判。20万人以上のフォロワーを持つブロガーが「日本は自分たちの運命をコロンビアに丸投げした。グループリーグ(GL)突破のために、日本はグラウンドで散歩した。スポーツマンシップはどこにあるのか」などと書き込んだ例もある。

一方、韓国はGLで敗退したものの、最終戦で国際サッカー連盟(FIFA)ランキング1位の強豪ドイツから大金星を挙げ、かろうじて面目を保った。それでも日本への風当たりは中国以上に強い。

中央日報は「これがサムライ精神か」「日本、くすんだフェアプレーで決勝トーナメント進出」「ベスト16落ちでも拍手を受けた韓国、ベスト16行きでもヤジ飛ばされた日本」などの見出しで報道。サッカーファンの「(次に日本と対戦する)ベルギーが16強で正義を見せることを願う」との声を紹介している。

日本対ポーランド戦を中継したテレビで解説を務めた元韓国代表で清水エスパルスと横浜F・マリノスでもプレー経験のある安貞桓氏は、さらに辛辣(しんらつ)だったようだ。韓国メディアによると、「サッカー選手として恥ずかしいし、時間がもったいない。サッカーに1分間、攻撃展開がまったくなされなければ、ペナルティーを与える制度を導入してもいいのではないか」と指摘。さらに「韓国は美しく脱落したが、日本は醜く突破した」とコメントしたという。(編集/日向)

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