家出したタンチョウ、保護した村では前代未聞の事態に大騒ぎ―陝西省咸陽市

Record China    2012年6月1日(金) 12時1分

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30日、陝西省咸陽市礼泉県の村では国家1級指定保護動物であるタンチョウがやってきたと話題になり、タンチョウを保護している民家には大勢の人が集まっていた。

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2012年5月30日、陝西省咸陽市礼泉県の村では国家1級指定保護動物であるタンチョウがやってきたと話題になり、タンチョウを保護している民家には大勢の人が集まっていた。華商報が伝えた。

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タンチョウを保護している男性によると、29日夕、帰宅途中に川のそばで大きな鳥のようなものを発見したが、紙で作った偽物だと思い近づいてみると本物の大きな鳥が2羽いた。

鳥たちはいずれも1m30cmほどの大きさで、人間におびえる様子がなかった。タンチョウに似ていた上に、足には人為的に取り付けられた番号のタグが付いていたため、男性は真っ先に現地政府へ連絡した。当時、日はすでに落ち、野犬に襲われる心配もあったため、男性は現地政府へ連絡した後、家族を呼んでタンチョウを保護することにした。

保護の最中に1羽が網から逃れ飛び立ったが、仲間を心配したのか空で1分ほど飛行した後、元の場所に戻ってきたという。

30日には連絡を受けた野生動物保護管理部署から職員が訪れ、タンチョウであることが確認された。タンチョウは日本の北海道道鳥に指定されるなど、日本でもよく知られている。中国でもタンチョウは縁起の良い鳥とされ、主に江蘇省や黒竜江省の指定区域で保護されているのだが、陝西省咸陽市にタンチョウが現れたのは初めてだという。同日中に西安の保護施設で飼育されているタンチョウだと分かり、同施設はすでに2羽の受け入れ準備を進めているという。(翻訳・編集/内山

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