フィリピン、対中関係改善へバスケ外交を計画=ヤオ・ミン率いるチーム招致へ―比紙

Record China    2012年5月22日(火) 5時45分

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19日、南シナ海の領有権問題をめぐって中国との緊張が続くフィリピンが、元NBA選手のヤオ・ミンがオーナーを務める中国プロバスケットボールリーグの上海シャークスを招いて親善試合を計画している。写真は12年4月、ボアオ・アジアフォーラムに出席したヤオ・ミン。

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2012年5月19日、フィリピン紙マニラ・ブレティンによると、南シナ海の領有権問題をめぐって中国との緊張が続くフィリピンが、元NBA(米プロバスケットボール)選手のヤオ・ミン姚明)がオーナーを務める中国プロバスケットボールリーグ(CBA)の上海シャークスを招いて親善試合を計画している。人民日報(電子版)が伝えた。

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フィリピンバスケットボール協会は18日、セブ島で会議を開催し、ヤオ・ミンが率いる上海シャークスを招き、6月28日にフィリピンで親善試合を開催することについて全員一致で同意した。同協会の関係者は「フィリピン体育協会と中国国家体育総局を通じて話し合いが行われている」と話した。

また、フィリピンのテレビ局の公式サイトは、19日のトップニュースに「バスケットボール外交:ヤオ・ミンは中比関係改善の助けとなるか」と題した記事を掲載。「親善試合は中国との友好関係を確実に推進する」とした一方で、「親善試合は計画の段階であり、現在論評するのはまだ早い。しかし、親善試合は両国関係の善意の表現であり、歓迎したい」とするフィリピン政府報道官の言葉を伝えた。

中国には、70年代に「ピンポン外交」というポーツ外交の先例があり、米中関係改善に大きな役割を果たした。記事は「バスケットボールが中国とフィリピンの国民に多くの共通の話題を提供することは間違いない。ヤオ・ミンの訪問はフィリピンのバスケファンの間で大ブームを巻き起こすだろう」と結んでいる。(翻訳・編集/HA)

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