同じ学生の部屋を何度も狙った泥棒、「しっかり勉強しろよ!」とメモ残す―安徽省阜陽市

Record China    2012年5月19日(土) 8時17分

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17日、安徽省の阜陽師範学院の近くで、裕福とはいえない学生たちが住む下宿に何度も盗みに入った泥棒。部屋にあった食べ物を勝手に食べたあげく「しっかり勉強しろよ!」と書いたメモを残していった。写真は阜陽師範学院。

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2012年5月17日、中安在線によると、安徽省阜陽市の学生下宿にこのほど泥棒が侵入。被害に遭った男子学生が「もう来ないで!」と泥棒あてにメモを書いたところ、再度盗みに入った泥棒も被害者にメモを書き残していた。

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阜陽師範学院近くの下宿に住む学生たちは7日夜、それぞれの部屋に泥棒の侵入した形跡があるのを発見。盗まれていたのはいずれも食料品が主で、犯人が盗んだ大量の卵を目玉焼きにして食べた痕跡があった。この下宿に住む李さんは次の日、泥棒あてに「お金はないから、もう来ないで!」と書いたメモを残して外出した。李さんが夜帰宅すると、部屋にあった食べ物はすべて盗まれ、卵4個と麺が食べられており、かわりに泥棒が残したと思われるメモが数枚あった。そこには「食べたものや盗んだものはきっと返す。仕事を見つけたら1カ月後にまた来る」「110番に通報するな。俺はきっと来るから」「また来るよ。盗みにではなく、あんたに20元(約260円)渡すために。それまでしっかり勉強しろよ。ナンパなんかするなよ」と書いてあった。

驚いたことに泥棒は翌日も李さんの部屋に侵入。またもや「俺はちゃんと勉強しなかった」「お金があったら、あんたにあげるよ」「ナンパするなよ」といった内容のメモが残っていた。そこで李さんは部屋の鍵を替え、他の学生とともに事件を大家に連絡。12日午後、李さんの部屋に侵入しようとしていた不審な男を大家が目撃した。これを警察に通報したため、男はただちに逮捕された。男の名は梁、阜陽市臨泉県に住む20歳。アルバイトを辞めて家でゴロゴロしていた梁は、1カ月前に500元(約6500円)を持って阜陽市にやってきた。まもなく所持金を使い果たし、金が欲しくて犯行に及んだというが、「なぜ再び李さんの部屋に侵入しようとしたのか?」との警察の質問には、「またメモを残すためだった」と話している。(翻訳・編集/本郷)

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