「民主化していない中国には行きたくない」李登輝元総統が発言―台湾

Record China    2012年5月17日(木) 20時17分

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15日、親日家でも知られる台湾の李登輝元総統が、地元台湾のニュース番組に出演し、「民主化が実現していない、自由なき中国には行くつもりはない」と発言した。写真はシルクロード。

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2012年5月15日、親日家でも知られる台湾の李登輝(り・とうき)元総統が、地元台湾のテレビ局・三立電視(SET)のニュース番組に出演し、「民主化が実現していない、自由なき中国には行くつもりはない」と発言した。台湾・今日新聞(NOWnews)の報道。

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実のところ、孔子の足跡やシルクロードには非常に興味をかきたてられるというが、「このような現状では、行く手立てがない」と話した。李元総統は「彼ら(=中国共産党)の上層部が、ある人を介して訪中を申し出たこともあるが、わたしはこうした話は信用しなかった」とも語っている。

中国の経済成長については、「内需」がカギだと指摘。前途は多くの困難が待ち受けているだろうが、中でも深刻な問題は経済格差の拡大だという。富裕層と貧困層の二極化で、いわゆる“中流層”が欠落した中国社会。しかし、その中流層こそが消費や内需の成長を支えるゆえ、中国経済がもし下落すれば、その下落幅は非常に大きなものになるだろうと予測している。(翻訳・編集/愛玉)

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