2012年5月8日、中国在フィリピン大使館は、近日中に大規模な反中デモがフィリピンで行われる可能性があるため、在フィリピン中国人の安全に関する緊急通知を公式サイトに掲載した。中国新聞ネットが伝えた。

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中国とフィリピンは、現在も南シナ海のスカボロー礁（中国名：黄岩島）の領有権を争っており、2011年の夏には多くの反中デモが行われた。今回のデモは大規模なものになると予測され、中国大使館は在フィリピン中国人の安全を危惧している。

通知では、できるだけ外出を控え、外出する時は複数で出掛けるよう呼びかけた。また、デモに出くわした場合は、デモ隊を避け、見物はしないよう注意を促した。

さらに、現地の法律を守り、目立つことや現地人とのトラブルを避け、現地人との間に問題が発生した場合は直ちに大使館へ報告するよう求めた。（翻訳・編集/内山）