中国南部でビジネスチャンスを狙う、不法滞在のアフリカ人たち―米メディア

Record China    2012年5月2日(水) 5時49分

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27日、中国南部の都市、広東省広州市にある唐旗卸売市場には多くのアフリカ系移民が衣料品店を営んでいる。彼らのほとんどがビザの滞在期間を過ぎた不法残留者だ。

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2012年4月27日、米公共ラジオ局NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)電子版は「中国南部、繁栄するアフリカ人コミュニティ」と題した特集記事を掲載した。環球時報が伝えた。以下はその要約。

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広東省広州市にある唐旗卸売市場は、衣料品を扱う小店舗がひしめいてできあがった迷宮のようだ。そこにはアフリカ人が店主の店が多数存在する。彼らの多くがナイジェリア出身で、中国で仕入れた大量のTシャツやジーンズを祖国で販売することを目的に中国へやって来た。「以前はタイやパキスタン、インドから衣料品を仕入れていた」と話すナイジェリア人店主によると、彼が作った中国ブランドの商品は母国で大人気だという。彼が広州に来たのは3年前。ナイジェリアの大学を卒業後、数千ドルを支払って中国のビザを取得した。

大多数のアフリカ人は滞在期間30日のビザで中国に入国。ビザの更新手続きは非常に難しく費用もかさむため、彼らのほとんどが滞在期限を過ぎると中国に不法滞在している。あるナイジェリア人は「警察に捕まるのは怖くない。もし捕まったら、わいろを使って逃がしてもらうさ」と豪語する。しかし、2009年に広州市の警察当局が唐旗卸売市場を一斉捜索した際には、オーバーステイのアフリカ人は恐慌をきたして逃げ回り、中国では珍しい外国人による抗議行動にまで発展した。「窓を開け放せば、ハエや蚊が入ってくる」と言ったトウ(登におおざと)小平氏の言葉どおり、改革開放路線を歩む中国にとって移民問題は重要な課題の1つになっている。(翻訳・編集/本郷)

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