中国でiPhone用の地震速報ソフトを開発、技術は世界最先端―四川省成都市

Record China    2012年4月26日(木) 6時13分

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23日、南方日報の報道によると、中国・四川省の成都ハイテク減災研究所がこのほど、iPhone用緊急地震速報ソフト「地震予警警報」の無料ダウンロード提供を開始した。写真は08年5月、緊急地震速報を受けて屋外に避難する中国・四川省徳陽市の市民ら。

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2012年4月23日、南方日報の報道によると、中国・四川省の成都ハイテク減災研究所がこのほど、成都で開発されたiPhone用緊急地震速報ソフト「地震予警警報」を、米アップル社のApp Storeで無料ダウンロード提供を開始した。同ソフトは地震発生後、ユーザーの所在地における予測震度、到達までの秒数などを表示するもので、世界最先端の技術を誇る。人民網日本語版が伝えた。

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同研究所の王暾所長によると、国外ですでに使われているiPhone用地震速報受信ソフトは、震源地および主な被害範囲を表示するだけだが、このソフトは地震警報センターが発表した速報を元に、ユーザーの所在地における予測震度、到達までの秒数を計算して知らせることができる。地震到達までのカウントダウンを音声で知らせるため、ユーザーは到達時間に基づき避難することができるという。

王所長はまた、「同ソフトはGPSによる所在地特定、もしくはユーザーが所在地を設定することにより、対応する地震情報を受信できるようになる。たとえ携帯がスリープ状態であってもリアルタイムで地震速報を受信でき、通信費用などは必要ない。同ソフトはすでに国際特許を出願している」と紹介した。

王所長によると、同ソフトは今年6月に日本で行われる地域防災防犯展にも出展される見込みだという。このほか、今年下半期には四川省で地震警報に関する国際シンポジウムが開かれる。(編集/愛玉)

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