100年の“人熊”伝説はパンダと判明、パンダの起源を塗り替える可能性も―重慶市

Record China    2012年4月25日(水) 19時11分

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3月初旬、重慶市豊都県都督郷で、ほぼ完全に原型を留める珍しいパンダの頭蓋骨が発見された。一帯では100年ほど前から“人熊”と呼ばれる謎の動物にまつわる伝説があった。

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2012年3月初旬、重慶市豊都県都督郷で、ほぼ完全に原型を留める珍しいパンダの頭蓋骨が発見された。一帯では100年ほど前から“人熊”と呼ばれる謎の動物にまつわる伝説があった。チャイナフォトプレスの報道。

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このほど地元民が羊の放牧中、深さおよそ20mの洞穴で、比較的大きな動物の骨を多数発見した。人のものとよく似た大腿骨・脊椎・肋骨のほか、人のものよりやや大きい頭蓋骨や長い牙など。発見者(39歳)によると、彼はよく祖母から“人熊”という伝説の動物について聞かされていた。その動物は笹のみを食べ、毛は白黒の2色で、立ち上がると人ほどの身長。山菜採りやたきぎ獲りをしに山に入った人が時折、見かけていたという。

21日、中国科学院古脊椎動物・古人類所の黄万波(ホアン・ワンボー)研究員などの専門家が都督郷を訪れ、この骨について調べた結果、やはりパンダのものであることがわかった。パンダの頭蓋骨が損傷なく完全な形で発見されるのはとても珍しく、通常は周囲の石などと結合して化石化することが多い。今後の鑑定によって、この一帯におけるパンダの定住状況が判明してくれば、パンダの起源すら塗り替えかねない大発見になるという。(翻訳・編集/愛玉)

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