中国の監視船2隻、フィリピンとのにらみ合い続くスカボロー礁から撤退―中国メディア

Record China    2012年4月24日(火) 17時48分

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23日、在フィリピン中国大使館の張華報道官は、スカボロー礁海域でフィリピン側とにらみ合いを続けていた監視船2隻が22日午後に同海域を離れたと表明した。写真は中国の漁業監視船「中国漁政301」。

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2012年4月23日、在フィリピン中国大使館の張華(ジャン・ホア)報道官は、スカボロー礁(中国名:黄岩島)海域でフィリピン側とにらみ合いを続けていた漁業監視船「中国漁政310」と海洋監視船「中国海監84」が22日午後に同海域を離れたと表明した。中国新聞社が伝えた。

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同日、記者団に送信した電子メールで明かした。張報道官は「これで同海域にとどまっているのは海洋監視船1隻だけになった」とし、「中国側は友好的な話し合いでこの問題を解決したいと願っている。2隻の監視船の撤退は、一部で言われているような『事態を大きくする』といった考えなどなく、事態の緩和に努めていることを証明するものだ」と強調した。

これに対し、フィリピン外務省は同日、「同海域では中国の監視船4隻とフィリピン沿岸警備艇1隻がにらみ合いをしている」、ロザリオ外相は「フィリピン側は警備艇を撤退させるつもりはない」との談話を発表している。

「中国漁政310」は中国最新鋭の漁業監視船で18日に広州から南シナ海に向けて出発、20日正午(現地時間)ごろ、スカボロー礁海域に到着していた。(翻訳・編集/NN)

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