庶民は物価高で苦しいのに…中国の官僚は激安「12円ランチ」でお腹いっぱい―米メディア

Record China    2012年4月18日(水) 6時53分

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13日、中国で物価高に苦しむ庶民をよそに、中央省庁である中国交通部の食堂がわずか1元(約12円)でボリューム満点のメニューを出していることが分かり、批判の的となっている。写真は中国交通部。

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2012年4月13日、ブルームバーグによると、中国で物価高に苦しむ庶民をよそに、中央省庁である中国交通部の食堂がわずか1元(約12円)でボリューム満点のメニューを出していることが分かり、批判の的となっている。16日付で環球時報が伝えた。

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中国では9日、国家統計局から3月の消費者物価指数(CPI)が前年比3.6%の上昇と発表されたが、庶民の間からは「スーパーではスイカ1個が40元(約510円)もした。低く見積もりすぎている」と疑問の声が噴出したばかり。(注:中国でスイカは昔から庶民が気軽に買える安価な果物)。

そんな折、老潘(ラオパン)と名乗る大学教授が各中央省庁の食堂に潜入した体験記をネット上で発表、そのあまりの優遇ぶりに多くの読者が怒りを爆発させている。交通部の食堂ではランチメニューとして肉や魚などメインのおかずが10種類、このほかにヨーグルトや果物などのデザート系もついて、わずか1元(約12円)。同部に勤務する職員と来訪者なら誰でも利用できる。

中国では以前から「公費での飲食、公用車の私用、公費旅行」のいわゆる「三公消費」が問題視されているが、この食堂の激安ぶりも庶民にとっては「官僚ばかりよい思いをしている」と不満を募らせる原因の1つ。記事は、こうした不公平感をなくしていかない限り、中国政府は人民の信用と信頼を得ることは難しいと指摘している。(翻訳・編集/NN)

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