2018年5月27日、中国メディアの中国僑網によると、米カリフォルニア州のフリーモントでこのほど、自動車を運転していた韓国系男性が、白人の中年女性ドライバーから「醜い中国人」などと罵られる騒ぎがあったという。

記事によると、韓国系退役軍人のジェームズ・アン氏は先日、市内の大通りを制限速度に近いスピードで運転していたところ、白人の中年女性ドライバーから「スピードが十分に出ていない」などとしてあおり運転をされた。女性はさらに、手で目を吊り上げる仕草をし「ここはお前の国ではない。私たちの国だ。醜い中国人」などと人種差別的な発言もしたという。

アン氏は事件後、憎悪犯罪に当たるとして警察に届け出たが、「身体的な傷害を受けていない」として受理されなかったという。

アン氏は当時の状況を収めた映像をフェイスブックに投稿し、「この映像は友人が撮影した。私たちはいかなる反撃もしていない。この女性がなぜこれほど怒っているのか知りたいだけだ」「自分は米国市民であり、退役軍人だ。この国に尽くしてきた」「人種を理由に尊重しないなどということがあってはならない」などとコメントしているという。（翻訳・編集/柳川）