「すでに却下されたのに、WHO総会で日米豪はまだ台湾の肩を持つ」と中国メディア

Record China    2018年5月25日(金) 6時50分

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23日、観察者網は、台湾が世界保健機関(WHO)総会から締め出されたことについて、台湾当局が抗議するとともに、日本、米国、オーストラリアも台湾のオブザーブ参加を求めたことを伝えた。写真は台湾の旗。

2018年5月23日、観察者網は、台湾が世界保健機関(WHO)総会から締め出されたことについて、台湾当局が抗議するとともに、日本、米国オーストラリアも台湾のオブザーブ参加を求めたことを伝えた。

21日にスイス・ジュネーブで開幕したWHO総会(WHA)について、台湾に近い15カ国が台湾のオブザーブ参加を認めるよう提案したが、WHOは台湾の参加を認めなかった。台湾の陳時中(チェン・シージョン)衛生福利部長は「WHO総会で提起されている『市民全ての健康をカバーする』という目標にわれわれはしっかり取り組んでおり、国際的に共有したい経験も持っている。それなのにWHOは2300万人の台湾市民を見て見ぬふりだ」と語り、WHOに対して抗議文を提出したことを明らかにした。

台湾の締め出しに対し、翌22日にはアレックス・アザー米保健福祉長官が「台湾を参加させないことに対し、改めて失望を示す」と語ると、日本の代表は「特定の地域を置いていってはならない」とした。オーストラリアの代表も「いかなる集団も排除してはならない」と発言した。台湾・中央社は「こういった発言は、公に台湾への支持を示すもの」と評している。

台湾は2009年より8年連続でWHO総会にオブザーブ参加してきたが、中台関係が悪化した17年は参加が認められず、2年連続の締め出しとなった。観察者網は「すでに台湾の参加が拒否されたにもかかわらず、日米豪がなおも台湾の肩を持つ」と報じている。

中国のネットユーザーからは「中華人民共和国台湾省の名義なら出席できるだろう」「台湾が参加するのは構わない。ただし、中国国旗のかかったWHO代表事務室に入ってもらう」「その(日米豪の)ロジックに照らせば、米国の50の州も琉球(沖縄)も参加すべき」といったコメントが寄せられた。

また、台湾の参加を求めた日本に対しては「日中関係改善があまりに急すぎて、日本国内の足並みがそろっていないのかもしれない」などの声が出ている。(翻訳・編集/川尻

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