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写真でつづる北京市民2千万人のリアルな24時間

人民網日本語版    2018年5月21日(月) 18時0分

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北京市は好きな気持ちと嫌いな気持ちが複雑に絡み合う都市だ。ここでは毎日どんなことが起きていて、その一瞬一瞬にどんな物語が演じられているのだろう。

北京市は好きな気持ちと嫌いな気持ちが複雑に絡み合う都市だ。ここでは毎日どんなことが起きていて、その一瞬一瞬にどんな物語が演じられているのだろう。人民網はある日の24時間、さまざまな時間と場所で切り取った24枚のシーンから、みなさんにリアルな北京の姿を紹介する。

午前0時、朝陽北路では、ネットライブ配信の女性パーソナリティがライブ中継を行っていた。多くの人が甘い夢を見ている時間に、彼女はやっと中継を終え、ファンに別れを告げた。2016年8月、ネット中継の世界に足を踏み入れて1年の新星・崔阿扎さんは、贈られたプレゼントが1068万に達して中継プラットフォームのパーソナリティが1週間にもらったプレゼント数の過去最高を更新し、「1週間に1千万のプレゼントをもらうネット中継の女王」になった。中継の時にテンションを上げるため、崔さんはコーヒーを飲んで自分を奮い立たせる一方、深夜1時に中継が終わって家のベッドに横になるときには、スローテンポのゆったりした歌を口ずさみ、自分をリラックスさせなければ眠れないという。

午前1時、超高層ビル・中国尊の地下40メートルの場所には、工事を終わらせるために残業中の建築士がいた。「ここは北京で最も低い場所で、中国尊ビルの心臓部だ」と話す丁鋭さんの頭上には、高さ528メートルの摩天楼がそびえ立つ。丁さんはビルの機能の担当者で、「このビルを中国でもっともスマートレベルの高い超高層ビルにしたい」と話す。

午前2時、運転代行ドライバーの有軍さん。有さんはプロの運転代行ドライバーで、昼は寝て夜に活動する生活を続けており、夜になるとバイクにまたがって家を出発し、翌日の午前5〜6時まで働く。夜通し働いて毎日4件ほどの注文をこなすという。注文のピークは午後8〜10時で、日付が変わるとホテルやカラオケ店などの娯楽場で客待ちをするという。

午前3時、朝陽病院では、救急科の医師が働いていた。袁偉さんは26歳の時から同病院の救急科で宿直を担当し、救急現場をはじめたくさんの部門を経験し、現在は副主任医師だ。患者、家族、医療機器の間を忙しく動き回り、座って休む時間はほとんどない。救急科での12年間に、A型インフルエンザで運ばれ、発熱から処置、死亡までわずか3日だった18歳の患者や、何度も救急科に運ばれながら、最後は健康を回復して元気に退院していった患者に出会った。普通の人の人生では生死は偶然の出来事であり、徐々にやって来るものだが、袁さんにとってはこの一日、この一瞬に正面から向き合わなければならないものだ。

午前4時、中央民族大学の西門で、忙しく立ち働く朝食レストランのオーナー。王さんは20数年前に安徽省から北京にやってきて、この場所に肉まんじゅうの店を開いて15年になる。朝食レストランというが、毎日夜の12時頃でも開いている。近くには同大のほか高校もあり、元気いっぱいの生徒たちがよく夜の時間に店にやって来る。王さん一家は毎日午後に昼寝をし、夜になると起きて一晩忙しく働き、朝10時に店じまいをするという生活を続けている。

午前5時、中関村南大街で、仕事を終えた衛生作業員。早朝5時を少し過ぎた頃、まだ暗い空の下、衛生作業員の馮安平さんは仕事を終えて帰り支度を始めた。全長2.7キロメートルのこの通りを、毎日5〜6回は掃除している。

午前6時、電車の門頭溝駅で、作業中の保線作業員。電車には方向を変えるハンドルはなく、保線作業員が分岐器を調整すると、電車はその方向に進むことができる。

午前7時、地下鉄の国貿駅で、運搬作業中のシェア自転車運営保守担当者。朝のピーク時に、王碩さんは同じく運営保守担当者のチームを率い、オフィスビルの下に乱雑に置かれている自転車を地下鉄駅まで何度も往復して移動させる。夜のピーク時には逆の動きをする。移動させるだけでなく、故障車を見つけて修理するのも仕事のうちだ。

午前8時、ホテルのブライダルメークアップアーティスト。ブライダルメークアップアーティストの斯月さんは、朝の暗いうちから化粧品のつまった大きなカバンを担いで家を出る。今日の仕事はブライダル企業から請け負ったもので、結婚式前のテストメークと当日のメーク全般を担当する。拘束時間はほぼ1日で、ギャラは500元(1元は約17.4円)だ。顧客と直接契約できれば、1千元から1500元になる。

午前9時、中心業務地区(CBD)の該当で、新聞販売スタンド店のオーナー・宋海成さん。国貿CBDの交差点で商売をして10年、古いビルが壊され、新しいビルが建てられ、北京の街が一日また一日と繁栄していく様子をその目で眺めてきた。夏は午後9時過ぎまで店を開き、冬は午後8時になると店を閉める。

午前10時、通州区の中古車評価士。韓先偉さんは18歳の時に北京にやって来て、自動車の修理を勉強するところからスタートし、今では人人車の中古車評価士だ。人人車の中古車評価には検査項目が249件あり、評価士が自分の手を動かして検査する項目は約110件。現在の月給は1万元を上回り、7人ほどの部下がいる。

午前11時、北京銀泰センターの5つ星ホテルの客室清掃担当者。張静さんは北京柏悦酒店(パークハイアット北京)の客室清掃担当者で、毎日40〜50室の清掃状況をチェックする。どの部屋も清潔さや物の配置などで、部屋タイプ別の厳格な基準がある。張さんは毎日、仕事の「現場」に残されたさまざまな痕跡を観察し、宿泊客の生活習慣や好みなどを探り当て、記録する。「こだわりの強くない人には、この仕事は向きません」。

午後0時、ペット店のトリマー。「たくさんの方がペットのトリミングは犬をお風呂に入れて、毛をカットすることだと考えているが、それは私たちの仕事に対する誤解だ。トリマーはみんな実習と学習をたくさん繰り返し、試験を受けて等級資格証明書を取得している」と話す李雅娜さんは、B級資格をもつトリマーだ。この3年間、毎日4〜5匹の犬のトリミングをしており、犬ごとの性格が手に取るようにわかるという。

午後1時、中国民族大学で、講義中の大学教員。同大文学・ニュース伝播学院の徐智さんは、大勢の大学教員の一人で、1コマ1時間の講義のために、3時間かけて準備をする。「ニュース広告産業は変化のペースが速く、どの授業でも最新の事例を取り上げたい」。

午後2時、朗園で、録音作業中の音声監督。テレビ・ラジオの世界で10年のキャリアがある徐昆鵬さんは、知識サービス分野の代表的アプリケーション「得到」で音声監督を務めた。録音ブースの中で、徐さんの向かい側に座っているのは、長年100人を超える学生を相手に講義をしてきた大学教員や学問の世界に没頭してきた専門家などで、最終的にマイクに向かって話される言葉は、徐さんの調整を経て自然なわかりやすいものになる。徐さんが考える音声監督とは「音声の品質をコントロールする人」。ベースとなる本の選択、台本の編集、録音、編集、校正、公開まで、1冊の本の内容を30分間の音声コンテンツにまとめるのに、203時間かけて極限まで磨きをかける。つまり、「視聴者はたった30分で、読み終わるのに数日から数週間もかかる本の内容を聞き終えることができる」ということだ。

午後3時、中国民族博物館で、説明をするボランティア。大学生は勉強以外にゲームをしたり、街をブラブラしたり、旅行に行ったりするものだが、中央民族大学2年生の■(門がまえに三)宗瑶さんは博物館を選び、説明員のボランティアをしている。同大の民族博物館は7つの展示ブロックに少数民族の生産の道具、生活用品、宗教用の器物、衣類など2万点近い文物が収蔵されている。どの文物にもそれぞれの物語があり、それを語り伝えるのがボランティアの役割だ。

午後4時、青年路で、仕事中のオンライン教育サービスの「担任の先生」。4年前に大学を卒業した崔秋月さんは故郷を離れて北京にやって来た。幼児の英語教育を学んだ崔さんは、オフライン教育サービス企業で最初の仕事を見つけた。当時の月給は2400元。2016年、キャリアアップを渇望する他の若者と同じように、崔さんも勢いよく発展するインターネット産業で働く人々の仲間入りをした。オフラインからオンラインの世界へ移動して、月給も1万元にアップした。

午後5時、魏公村で、靴の修理をする女性靴修理士。女性の靴修理士はまだ珍しく、黄さんはその数少ない一人だ。30数年前に北京にやって来て、ずっと靴の修理を手がけてきた。使い倒した靴用ミシンは10数台を数え、ハンマーは30数年来の相棒だ。30年以上にわたり、黄さんは北京の変化をその目で見てきた。

午後6時、朝陽公園で、やっと一休みできた北京市で働く公務員。木子さんは大学の卒業年に必死で勉強して、公務員になることができた。だが考えていたような9時〜5時の公務員ライフは訪れず、残業が当たり前の毎日だ。「今年4月からは、ほとんど毎晩11時か12時になってやっと帰宅できるという状態」だというが、こうした暮らしをやめたいわけではなく、その中に楽しみを見いだしている。さまざまな分野の専門的な知識を学べることが何よりも重要だという。

午後7時、地下鉄の駅で客引きをする三輪タクシーの運転手。李磊濤さんは今年53歳になる三輪タクシーの運転手。朝6時に家を出て、夜11時に家に帰る。一日の稼ぎは180元になるという。

午後8時、花園橋で商品を配達中の生鮮食品配達員。32歳の楊栄停さんは、以前は宅配便の配達員をしており、デリバリーの配達員をしていたこともある。現在は生鮮食品のECプラットフォーム「毎日優鮮」の配達員だ。毎朝8時前に楊さんの乗ったバイクが花園橋の倉庫前に停車し、楊さんは前日深夜に注文していた商品を後部座席に取り付けた商品箱に積み込む。

午後9時、金融街で、仕事を終えたばかりの金融業サラリーマン。張心蔚さんは90後(1990年代生まれ)の金融業に従事するサラリーマンで、大学4年生の卒業よりだいぶ前の時期に、北京、上海広州などの大都市をかけずり回り仕事を探した。確かな専門的知識と持ち前のガッツで、2013年に希望通り金融街の銀行に就職することができた。入ってみると、金融業は変化のペースが非常に速く、常に勉強していないとついていけないことがわかった。そこで張さんの仕事以外の生活はすべて勉強に捧げられており、金融機関のさまざまな職業資格、名門大学のMBAなどはいずれも取得した。張さんは、「実際、北京で頑張っている産業はどれも尊敬に値する。幸せは頑張ることで手に入ると信じる」と話す。

午後10時、三里屯で歌うバーの歌手。亜森さんは新疆JAM楽隊のリードギターで、喀什から北京にやって来て13年になり、故郷が創作のインスピレーションの源泉だという。高校を卒業して新疆財経大学に合格したが、自由に音楽をやりたいとの思いから入学を辞退し、北京に出てきた。「来たばかりの頃は標準語がうまく話せなくて、伝えたいことはたくさんあるのに、標準語で伝えられなかった」。そこでギターが心を伝える最高のパートナーになり、毎日7時間も8時間もぶっ通しで練習したという。何年か経って、今では自分のバンドがあり、知り合いのプロ演奏家や歌手が次第に増え、出演するコンサートも徐々に多くなった。

午後11時、通州区で休憩を取る大型トラックの運転手。王棟彬さんは大型トラックの運転手で、1年365のうち270日ほどは道路を走り、5280時間を5平方メートル足らずの運転席で過ごす。外で運転していると、妻と娘のことをいつも考える。妻と娘も王さんのことをいつも考えている。「仕事に出ると必ず自分に言い聞かせる。安全運転で無事家に帰ること、妻と娘が自分を待っているって」。(編集KS)

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