チンパンジーの寝床はヒトのベッドより清潔?

人民網日本語版    2018年5月21日(月) 22時0分

拡大

米ノースカロライナ州立大学の研究から、チンパンジーの寝床は、ヒトのベッドより清潔であることが判明した。これは、ヒトは毎晩同じベッドで寝るのに対し、チンパンジーは毎日寝場所を変えることが理由だという。

米ノースカロライナ州立大学の研究から、チンパンジーの寝床は、ヒトのベッドより清潔であることが判明した。これは、ヒトは毎晩同じベッドで寝るのに対し、チンパンジーは毎日寝場所を変えることが理由だという。マレーシア紙「中国報」の報道を引用して中国新聞網が伝えた。

論文の主著者であり研究チームのリーダーを務めたメーガン・テメス氏は、「タンザニアでチンパンジーの寝床41カ所からサンプルを採集、分析した結果、そこにあった細菌の数量は、一般的なヒトのベッドより少ない事実が判明した」としている。

また、研究チームは、寝床15カ所を対象に、昆虫やクモ、ダニなどの節足動物がいるかどうかをチェックしたが、ほとんど発見できなかった。テメス氏は、「全ての寝床のうち、外部寄生虫が見つかった寝床は4カ所だけだった」と指摘。

テメス氏は、「ヒトは、自分のために清潔な睡眠環境を整えようと試みているものの、実際には、環境をそれほど理想的に整えられているとは言えない。というのも、ヒトのベッドや枕に付着している細菌の3分の一以上は、自分自身の皮膚・唾液・糞便などに由来するものであるためだ。一方、チンパンジーの寝床から検出された微生物は、種類はもっと多様ではあるが、すべて外部環境由来のもので、チンパンジー自身に由来するものではない」と続けた。

この研究報告は、英国のオンライン学術誌「ロイヤル・ソサエティ・オープン・サイエンス」に掲載された。(編集KM)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携