ロケット測位技術を自動運転列車に応用

人民網日本語版    2018年5月18日(金) 20時20分

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中国運載火箭(キャリアロケット)技術研究院が15日に発表した情報によると、同研究院第12研究所はEV大手・比亜迪の自動運転モノレール「雲軌」向けに、慣性に基づき測位を行う統合測位ソリューションプランを開発した。

中国運載火箭(キャリアロケット)技術研究院が15日に発表した情報によると、同研究院第12研究所はEV大手・比亜迪の自動運転モノレール「雲軌」向けに、慣性に基づき測位を行う統合測位ソリューションプランを開発した。全過程の高精度測位を実現し、不安定な電波や低精度による影響を回避できる。科技日報が伝えた。

「雲軌」とは比亜迪が自主開発した自動運転モノレールのことで、走行中の全過程で測位を必要とする。同研究所の同プロジェクト責任者である劉準氏によると、比亜迪との戦略協力の中で、プロジェクトチームはロケットの測位システムを調整し、雲軌に応用する。これにより全過程の高精度かつ持続的な測位を実現し、あらゆる影響を回避することができる。

ミサイル測位システムは、ミサイルの速度・位置・姿勢を測定できるため、同プランはさらに車体が走行中に傾斜していないかを判断できる。劉氏によると、列車はカーブ中に速度を適時調整できなければ、容易に傾いてしまう。走行の安全を脅かすほどではないが、乗客の快適性を下げ、レールと車輪の摩耗を激しくし、耐用期間を短くしてしまう。このプランにより、列車はカーブ中や坂道走行中も、姿勢を操縦システムにフィードバックする。これに基づき列車の速度を調節し、安定走行を維持する。

同研究所はすでに同プランを比亜迪に提出しており、現場での試験を控えている。(編集YF)

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