腐敗した肉、内臓で作る「食用油」=正規製品として食卓に並ぶ―浙江省金華市

Record China    2012年4月4日(水) 8時20分

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3日、新京報は、浙江省金華市で「地溝油」(下水油)の小工房13カ所が摘発され、油3200トンが押収されたと報じた。腐敗した動物の肉、皮、内臓を加工して生産していたという。写真は「新型地溝油」の製造風景。

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2012年4月3日、新京報は、浙江省金華市で「地溝油」(下水油)の小工房13カ所が摘発され、油3200トンが押収されたと報じた。

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中国の食品安全問題でもとりわけ注目を集めている問題の一つが「地溝油」(下水油)。残飯や廃油、さらには下水を再処理して作られた油を指す。一説には年数百万トンもの下水油が消費されているという。

今回摘発されたのは小工房では、牛やブタ、羊の腐敗した皮、肉、内臓を加工して油脂を製造していたという。原料は食肉処理場などから仕入れていた。郊外の民家で生産されていたが、あまりの悪臭に付近の住民に通報されての発覚となった。従来の製法とは異なることから「新型地溝油」として報じられている。

製造された油は上海など近隣地域に販売されていた。食品製造に使われていたケースがあるほか、食用油製造企業が購入していたケースもあった。正規の商品として転売されていた可能性もあるという。(翻訳・編集/KT)

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