中国人夫婦、自作のソーラー三輪車で世界一周―マレーシア紙

Record China    2012年3月31日(土) 22時39分

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29日、中国人夫婦が自作のソーラー三輪車で10万キロにも及ぶ世界一周旅行を試みている。現在マレーシアまでたどり着いた。写真は11年11月、福建省福州市に到着した同夫婦。

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2012年3月29日、マレーシアの華字紙・南洋商報によると、中国人夫婦・李林祥(リー・リンシアン)さん(66)と趙雅範(ジャオ・ヤーファン)さん(62)は、環境保護を訴えようと、自作のソーラー三輪車で10万キロにも及ぶ世界一周旅行を試みている。現在マレーシアまでたどり着いた李さんは27日、「中国で公務員をしていた時、国内各地の観光地を訪問した。当時、退職したら世界中を旅したいと考えるようになった」と語った。人民網日本語版が伝えた。

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遼寧省瀋陽市の公務員だった李さん夫妻は、「自分たちの貯金10万元(約130万円)と退職金だけでは世界一周はできない」ため、「貯金を使って、ソーラー三輪車を自分たちで研究・開発」。それで100カ国を訪問して、世界一周旅行の夢をかなえることを思いついたという。

李さんは、「今使っているソーラー三輪車は5台目。4台目は2004年、中国を一周するのに使い、2年で約5万キロ走った。研究・開発段階だった1〜3台目はすでに廃車になった」と製作の苦労を語る。

李さん夫妻は昨年8月25日、5台目のソーラー三輪車で中国の広西チワン族自治区を出発。今年の2月2日にベトナムに到着。その後、ラオスやカンボジア、タイなどのアジア各国を訪問した。

「3月25日にマレーシアに着いた時、ビザの問題が起きた。幸いにも大使館のスタッフが助けてくれて、解決できた」と李さん。ほかにも、タイではビザの手続きに160ドル(約1万3200円)もかかるなど、ビザの取得にかかる費用が少なくないという。

さらに「5年で10万キロの旅を成し遂げる計画。これからは、インドや南アフリカ、アルゼンチン、アメリカ、カナダなどを目指す。ソーラー三輪車は、十分な日光があれば、1日100キロ走れる。これがもし人力だと、50キロしか進めない」と語る。

最後に、「もし旅の途中で倒れたら、遺体をその国に寄付する」と夢実現に命をかけていることを語った。(編集/TF)

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