「私は精神日本人ではない」=批判浴びた中国の実業家が釈明―中国メディア

Record China    2018年5月15日(火) 10時20分

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13日、環球網によると、近ごろネット上で「精神日本人だ」との批判を浴びている中国の実業家・羅永浩氏が「私は精神日本人でも売国奴でもない」とする声明を発表した。資料写真。

2018年5月13日、環球網によると、近ごろネット上で「精神日本人」との批判を浴びている中国の実業家・羅永浩(ルオ・ヨンハオ)氏が「私は精神日本人でも売国奴でもない」とする声明を発表した。

羅氏は近ごろ、「(日本の)道を歩いていると、日本がなかったらアジアは取るに足らないものだっただろうと心から感じる」などといったネット上での発言が、一部ネットユーザーから「精神日本人だ」と指摘されている。

これに対して羅氏は13日に声明を発表。「私は『精神日本人』ではない。単に日本の多くの文化が好きというだけだ。私は売国奴ではない。売国などしないし、売国をする能力もない。私は中国人だ。そのためにおごることはないし、自己を卑下することもない。中国人の悪い一面を見た時にたまらず自嘲気味な話をするが、それも魯迅の言論に比べれば過激ではない。ただ、実業家としてもっと慎重な姿勢が必要というのなら、学んでアジャストする意思はある」とした。

また、「私が愛する人の中には中国人が多いが、愛国主義者ではない。私は国際主義者だ。愛国主義者の立場は理解するが、外国の自動車を壊すような愛国には反対だし、非軍国主義者である日本人を極端に敵視する愛国にも、ネット上で他人を売国奴、精神日本人呼ばわりする愛国にも反対だ」と主張している。

そして、「私は内心が強い中国人なので、侮辱された、傷つけられたという感覚はない。自分はいじめられていると骨の髄まで思っている弱い中国人こそ、侮辱された、傷つけられたと騒ぐのである。強国という言葉について、経済面ではほぼ解決された。精神面も早くついていけるよう、がんばれ、中国」と結んだ。

同氏は過去に、日本を訪れた際の投稿で「支那人」という表現で中国人をやゆしたり、「微博では“支那”は禁止ワードなのに、“棒子(※韓国人の蔑称)”はそうではない。国際主義の朝鮮系中国人として、微博には厳粛に正確にこの問題を処理してもらいたい」と訴えたりしていた。(翻訳・編集/川尻

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