四川大地震から10年、変貌を遂げた被災地―中国

人民網日本語版    2018年5月14日(月) 21時50分

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5月12日午後2時28分。10年前の2008年、四川省アバ・チベット族チャン族自治州ブン川県で巨大地震が発生した。発生時刻で時計の針は止まり、この時刻を忘れることはなかった。10年後の今、かつて満身創痍だった被災地は大きな変貌を遂げ、活力にあふれている。

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5月12日午後2時28分。10年前の2008年、四川省アバ・チベット族チャン族自治州ブン川県(ブンはさんずいに文)で巨大地震が発生した。発生時刻で時計の針は止まり、私たちはこの時刻を忘れることはなかった。10年後の今、かつて満身創痍だった被災地は大きな変貌を遂げ、活力にあふれている。

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被災地は町の様子、インフラ、産業の発展、生態環境など各方面で大きな変貌を遂げた。

被災地の青川県では当時、強い地震の揺れにより建物が倒壊したり損壊したりした。だが今の青川県中心部をみると、町並みも道路もきれいに整備され、でこぼこもなく、再建された住民のコミュニティーはその多くが公園や広場に隣接し、花や緑に包まれている。地震がもたらした傷や痛みは、再建された美しい住宅や幸福な毎日によって少しずつ癒やされてきた。

大きく変化したのは四川省だけではない。隣接する陝西省漢中市の寧強県、略陽県なども地震で大きな被害を被った。だが今では漢中の中心部はすっかり様相を改めた。市は災害後の再建復興を契機として、困難を乗り越え、経済大発展、都市部・農村部の一大変化、国民生活の大幅改善といった新たな歴史のページを開いた。

大勢の子どもたちが、08年のあの日に子ども時代がストップしたままだ。青川県の木魚中学は寮が倒壊し、大勢の生徒が亡くなったり重傷を負ったりして、世間の注目と関心と同情を呼び起こした。今では建物のあった場所に新校舎が再建されており、自然に囲まれた美しい環境の中に学習、事務、実験、生活の4エリアがある。再建後の同中学は再び、生徒たちの学びの場所になった。

ブン川県は今年、5月12日を同県の「感謝の日」とした。被災地に寄せられた中国各地の人々の思いに感謝する日だという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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