余命わずか、病床での手作りウエディング―吉林省長春市

Record China    2012年3月30日(金) 21時21分

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28日、中国・吉林省長春市で、ある一組のカップルが幸せな結婚式を挙げた。しかし、その場所はある病院の病室だった。

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2012年3月28日、中国・吉林省長春市で、ある一組のカップルが幸せな結婚式を挙げた。しかし、その場所はある病院の病室だった。チャイナフォトプレスの報道。

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病室の床に片ひざをつき、新婦にバラの花束を差し出して「愛しています」と誓った新郎。2人はその後、ウエディング・カーに見立てた救急車で出発。30台以上のタクシーを引き連れて、ピンクに飾り立てられた新居へ向かった。「結婚式も、新居も、想像した通りのもの!気に入ったわ」とか細い声で涙を流した新婦は、式の間ずっと酸素吸入器をつけ、点滴瓶に付き添われていた。

2011年6月、2人はインターネットのチャットツールを通じて知り合った。その時すでに、新婦となる麗[女那](リナ)さんは直腸がんの末期と宣告され、余命わずかの身。それでも真剣に彼女を愛してしまった新郎の大剛(ダーガン)さんは、急いで中古の物件を購入し、2人の新居として準備。そして、「ウエディングドレスが着たい」という彼女の願いをかなえた。襲ってくる痛みをこらえながらこの日新婦が見せたほほ笑みは、美しく幸せそのものだった。(翻訳・編集/愛玉)

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