中国人留学生、震災後の日本で再び10万人を突破、その背景は?―中国メディア

Record China    2012年3月29日(木) 19時9分

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28日、東日本大震災直後に大幅に減少した中国人留学生の数が再び10万人を突破した。その背景には9年前の日本留学ブームの時とは違った中国の国内事情が存在する。写真は北京で開かれた留学フェア。

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2012年3月28日、東日本大震災の発生直後に激減した中国人留学生の数が再び10万人を突破したことが分かった。中国人留学生増加の裏側には中国国内の特別な背景が存在するという。時事週刊誌・新民週刊(電子版)が伝えた。

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日本で中国人留学生が初めて10万人を超えたのは、9年前の2003年。当時の中国は日本留学ブームだった。しかし、アルバイト目的で日本に滞在する留学生の数は、中国が豊かになるにつれて減少。最近の中国人留学生は明確な学習目的を持っていることが特徴だ。日本留学で何を学ぶかは重要な問題。数年前は経済学と経営学の区別がつかず、経済学を専攻する学生も少なくなかった。しかし、両者の区別が分かる現在の留学生たちは「就職に有利」との理由で経営学を選ぶ。

一方で、国内の厳しい受験戦争から逃れるため、親が子供に留学を勧めるケースも。親の言葉のままに日本に向かった彼らは、いつまでも観光気分が抜けず、学習意欲など皆無。また、「日本に行けば日本語が自然と話せるようになる」と安易に考えている学生も。そうした学生の多くは卒業を迎えても簡単な会話しか話せないのが現実だ。しかも4年間の大学生活で日本人の友人が1人もできない留学生も多い。日本の各大学では課外活動を積極的に実施しているが、こうした交流の場所に参加する中国人留学生はごくわずかだ。記事は、中国人留学生は学習や共通の趣味を通じて自分の交際範囲を広げ、多くの友人を作るべきだと説いている。(翻訳・編集/本郷)

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