2018年5月7日、アイドルグループ「仮面女子」のメンバーの猪狩ともかさんが、脊髄損傷などで車椅子生活を余儀なくされたことがわかった。中国版ツイッター・微博（ウェイボー）には、このことを伝える投稿があり、多くの反響が寄せられている。

猪狩さんは4月11日に、強風にあおられて落ちてきた看板の下敷きになった。今月7日に、猪狩さんは自身のブログで、まぶた裂傷、頭部挫創、脚、肋骨（ろっこつ）、胸椎、腰椎の骨折に加え、脊髄を損傷したことにより両下肢にまひが残ったことを明かし、「歩くことはもちろん、自分の力で脚を動かすことすらできなくなってしまいました。治る可能性は極めて低く、今後、車椅子での生活を余儀なくされました」と報告した。

また猪狩ともかさんは、この事実を受け入れるのに時間がかかり、当初は絶望したものの、家族や友人の励ましもあって、車椅子で活動を続ける姿を想像できるようになり、作曲やラジオ、講演、司会など車椅子でもできる活動を続ける意思を表明。西武ライオンズを応援し続け、自分の経験を本にしたいとも語っているという。

これに対し、中国のネットユーザーから「心が痛む…」「なんて前向きなんだ」「これは簡単なことではない」「笑顔の背後には、どれだけの苦しみと葛藤があったことか」「彼女のポジティブな考えに感動した！」「なんて強い女の子だ。彼女に“いいね”を送る！」「車椅子なのにうれしそうに笑っている。本当に朗らかな女の子だ」「ポジティブに向き合って。回復を期待しています」など、猪狩さんを励ましたり、感銘を受けたといったコメントが多く寄せられた。（翻訳・編集/山中）