フィリピン・マニラの金融街に移民10万人、大半が中国人―シンガポール紙

Record China    2018年5月7日(月) 7時20分

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5日、フィリピンの首都マニラでは中国資本の流入で不動産価格が高騰し、中国系の移民も増えているという。写真はマニラ。

2018年5月5日、中国メディアの環球網によると、シンガポール紙・トゥデイは4日、フィリピンの首都マニラでは中国資本の流入で不動産価格が高騰し、中国系の移民も増えていると伝えた。

記事によると、2016年9月以降、マニラの金融街には外国人が約10万人移民したが、その大半が中国人だという。ホテルでは火鍋や餃子など中国人向けのメニューが増え、ショッピングセンターでは中国語でのアナウンスが行われるようになり、不動産価格も上昇を続けている。

中国系移民が増加している背景には、賭博関連産業のマーケティングやカスタマーサービス部門などで、中国語が話せる人材の需要が高まっていることがあるという。フィリピン政府はオンラインの「オフショア・カジノ」の営業権申請の受付を16年9月から開始し、50社余りが営業許可を受けている。

オフショア・カジノの運営会社がこれまで雇い入れた外国人の数は明確ではないが、20万人が雇用されたとする業界関係者もいる。関係者は「大部分は中国人で、その半数以上がマニラ首都圏に住んでいる」とし「増加する移民がフィリピンの不動産市場を支えている」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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