2012年3月19日、第6回アジア映画賞（AFA）の授賞式が香港で行われ、「桃姐」（A Simple Life）のデニー・イップ（葉徳嫻）が最優秀主演女優賞に輝いた。明報が伝えた。

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香港国際映画祭協会が主催の“香港版オスカー”ことアジア映画賞は、07年にスタートし今年で6回目を迎えた。注目の最優秀主演女優賞は、前評判の高かった映画「桃姐」のデニー・イップが勝ち取った。同作のアンディ・ラウ（劉徳華）も最優秀主演男優賞が期待されていたが、最終的にインドネシアの俳優Donny DAMARAが同賞を獲得。アンディはネットユーザーが選ぶ「最も好きな男優賞」に決まった。

最優秀作品賞に輝いたのは、イラン映画「Jodai Nader az Simin」（ナデルとシミン）。同作はこのほかに最優秀監督賞、最優秀脚本賞など計4部門を制し、今回最高の勝ち組となった。

「桃姐」が評価されたデニー・イップは、昨年の第68回ベネチア国際映画祭、同11月の“台湾版アカデミー賞”第48回金馬奨、同12月の第15回タリン・ブラック・ナイト映画祭でも最優秀主演女優賞を獲得している。今回のアジア映画賞に続き、香港で開催される金像奨、“中国版アカデミー賞”百花奨でも受賞が期待され、今後いくつの賞を獲得するのかが注目されている。（翻訳・編集/Mathilda）