毛沢東回帰路線の重慶市元トップ更迭で、左派サイトがアクセス不能に―中国

Record China    2012年3月16日(金) 22時49分

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15日、毛沢東回帰路線をとってきた重慶市トップの薄熙来(ボー・シーライ)党委書記が更迭された後、中国の複数の左派サイトがアクセスできない状態となった。写真は11年3月、「両会」開催期間中に北京で記者の質問に答える薄氏。

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2012年3月15日、毛沢東回帰路線をとってきた重慶市トップの薄熙来(ボー・シーライ)党委書記が更迭された後、中国の複数の左派サイトがアクセスできない状態となった。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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トウ小平が号令した改革開放路線は飛躍的な経済発展を促したものの、激しい貧富の差も生んだ。これを批判する「烏有之郷(ユートピア)」「毛沢東旗幟網」「紅色中国」などの左派サイトが15日の薄氏更迭を受け、一斉にアクセス不能の状態となった。

これら左派サイトは、毛沢東が引き起こした文化大革命を「平等を実現しようとしていた」「市民の監視の下で官僚の汚職は抑えられていた」「壁新聞や討論を通じて市民の政治参加を促す空前の民主主義的実験だった」として肯定し、薄氏を称賛していた。

こうした動きを受け、温家宝(ウェン・ジアバオ)首相は14日の記者会見で、「文革の再来」に懸念を示し、薄氏を代表格とする保守派を暗にけん制。「烏有之郷」はこの時も、温首相を公然と批判した。(翻訳・編集/NN)

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